マイノリティの若者にテクノロジ企業への就業機会を与えるNPO CODE2040が120万ドルの寄付を得て育成事業を拡大

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Knight Foundationが、NPOのCODE2040に120万ドルを支援した。同財団の今朝(米国時間12/9)のブログ記事に、そう書かれている。

2012年にパイロット事業を立ち上げたCODE2040はこれまでに、その助成事業CODE2040 Fellows Program(奨学育成事業)により、数千人の黒人やラテンアメリカ系アメリカ人の学生生徒たちに技術習得の機会を与えてきた。また新しい事業であるTechnical Applicant Prep(技術職求職準備事業)では、学生生徒たちが上位テク企業のインターンに採用されるよう、そのために必要な知識と技術の下地を作る。

CODE2040のNadia GathersがKnight Foundationのブログに、“この支援により育成対象者をこれまでの倍以上に増やし、彼らの人生を良い方向へ変えていける”、と書いている。“それによりテク業界のあり方を変えることができるから、われわれの目標を高名なKnight財団に認めてもらえたことを、とても誇りに思う”、と書いている。

今年はCODE2040にとって、かなり良い年だった。1月にはGoogleが同NPOに77万5000ドルを助成金として提供し、3月にもGoogleはCODE2040のパイロット事業を支援して、マイノリティの起業家たちに1年分の生活費と、シカゴやオースチン(テキサス州)、ダラム(ノースカロライナ州)などで無料のオフィススペースを提供した。これらの努力の成果として2016年にはAppleが、同NPOで勉強した者10名をインターンとして招く。あっぱれめっぱれ、CODE2040さん。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

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TechCrunch Japan

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