マーク・アンドリーセンが突然全ツイートを削除、Twitter休暇に入る

今日(米国時間9/25)Twitter界は少し静かになった。Tweetstormの父、Marc Andreessenが昨夜Twitterから姿を消した。休みを取った理由について、本人からも誰からも明確な答えは出されていないが、同サービスから突然離れたシリコンバレーの著名人は、Andreessenが初めてではない。

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この夏、Y Combinatorグループのプレジデント、Sam Altmanが、Twitterプラットフォームのコミュニティー問題に言及して場を去った。このソーシャルネットワークは「ネガティブな反応や皮肉が多く」、「Twitterを使った後は気分が悪い」とAltmanは言った。

Altmanと異なり、Andreessenは離脱の理由を説明していないが、同じような理由で一時的にTwitterを避けた可能性は十分にある。現在Andreessenのプロフィールで読むことのできるのは、休暇を取ることについての4ワードからなる投稿と、ネオリベラリズムに関するリツートが1件だけだが、Andressenがフル稼動でツイートしていた時は、他のユーザーと積極的に政治的議論を戦わせていた。

もちろん、Altmanですら一時的に離れた後、Twitterに帰ってくる欲求を抑えることはできなかった。Andreessenが自分の行動を「休暇」と呼んでいることからも、最終的に戻ってくる可能性は高い。プラットフォームとしてのTwitterは、無神経に荒らし回る一部ユーザーによる有害な文化を許す無関心なやり方に、批判が高まっているが、Andreessenは、敵対的な会話からも通常逃げることはない。

Andreessenが、かつてツイートした古い意見を消したかったのでは、という憶測もあるが、今どきそれは考えにくい。もし心配するような内容がフィードに埋もれているとすれば、アカウントを消したくらいでインターネットから取り除くことはできない ― 個人プロフィールから削除することで、表面化しにくくなることは確かだが。インターネットにはAndreessenのツイートを残らずリツイートするよう設定されているボットがあふれている。ソフトウェアでさえ、世界中のMarc Andreessenのツイートを食い尽くすことはできない。pmarca tweet responce

Andreessenが全ツイートを削除しながら、奇妙なリツイートを1つだけ残している理由も、ボットが説明している。ボットの出力を見る限り、そのリツイートは昨夜の出来事近くに起きたことではない。元のツイートの作者も同じことを言っており、停止されたプロフィールに関連するバグによるものかもしれない。

数あるAndreessenボットの存在は、この気の毒な男が博士論文の研究を継続できることも意味している。

Andreessenがツイートを消した理由について会社に尋ねたところ、「単なるTwitter休暇」という答が返ってきた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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