ミクシィ代表の森田氏ら書類送検ーー急遽“モンストの立役者“が代表就任

6月22日、ミクシィ代表取締役の森田仁基氏が商標法違反の容疑で書類送検されたことが分かった。NHKの報道によると、書類送検されたのは森田氏のほか、ミクシィ子会社のフンザ前代表取締役、同社前取締役の3名で、法人格としてのフンザもその対象だという。

森田氏の在任中にあたる2015年3月、ミクシィはチケット売買仲介サービスの「チケットキャンプ」を運営するフンザを買収した。だが同社は2017年12月、そのフンザが商標法違反および不正競争防止法違反の容疑で捜査当局から捜査を受けていることを発表。ミクシイはその後にチケットキャンプの事業終了と関係者の処分を決定していた。

書類送検されたことを受け、6月の株主総会と取締役会で退任する予定だった森田氏は、急遽本日付で代表取締役を辞任2017年2月の時点で森田氏の後任として選任されていた“モンストの立役者”木村弘毅氏が新たに代表取締役へと就任することが決定した。

ミクシィは「商標法違反に対する認識はない」とコメントしたうえで、「このような事態に至りましたことにつきましては、厳粛に受け止め、引き続き捜査に協力をして参ります」としている。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。