ミニアプリ構築サービス「Anybot」運営のエボラニがLINEなどから7000万円を調達

ミニアプリ構築サービス「Anybot」を運営するエボラニは11月19日、LINE Ventures、D4V、および個人投資家の有安伸宏氏などから合計で約7000万円の第三者割当増資を実施したと発表した。

中国出身の代表取締役 宋瑜氏が率いるエボラニは2018年3月に設立された。宋氏はミニアプリを「中国でテンセントが運営するメッセージングアプリWeChat上で拡大した新たなマーケティング・顧客管理手段のひとつ」だと説明。同氏の説明によると、企業はWeChat上にアカウントを設け、アカウントにEC、決済、予約などウェブやアプリと同等の機能を追加する。結果、メッセージングアプリ上で簡単かつ効率的に顧客管理をすることが出来るようになる。同氏は「僕たちはこのトレンドの可能性を強く信じていて、日本に持って来たいと考えた」と話した。

エボラニによると、中国のWechat上には1000万以上の企業アカウントが開設され、100万以上のWeChat上で機能する軽量アプリ(ミニアプリ)が誕生しているという。

エボラニが提供するミニアプリ構築基盤のAnybotは多言語・多プラットフォームに対応しており、外部API連携も柔軟に行える。顧客管理(CRM)およびマーケティングオートメーション(MA)機能によりパーソナライズされた自動接客対応が可能で、セグメント別の顧客管理等を実現した統合的なソーシャルマーケティング・顧客管理ツールとなっている。今後はLINEを始めたとしたSNS上で予約、決済、アンケートなどができる追加機能も提供される予定だ。業界別のデモや機能概要に関してはホームページに動画が用意されているのでそちらも参考にしていただきたい。

エボラニは2018年3月に設立されたばかりだが、既に複数の業界100社以上向けに提案を実施し、いくつかの日本国内および国外の企業が導入を決定している。今後は様々な業界のパートナーと手を組み、業界・業務特化型のソリューションを展開していく計画だ。

今回のエボラニへの投資はLINEにとってミニアプリ領域に対する初の投資となる。今後は両社の「多方面での業務提携」が期待できるそうだ。また、IDEOのデザイン・ブランディング面の指導をもとに、世界展開を見据えたブランディング戦略の構築を進めていくという。

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TechCrunch Japan

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