メジャーリーグ投手、競技用ドローンの事故でプレイオフに先発できず

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誰にでも趣味はある。そして、メジャーリーグ、クリーブランド・インディアンズのトレバー・バウアー投手は競技用ドローンを作るのが好きだ。そして、競技用ドローンを作ったことのある人なら誰でも、メンテナンスが大変なことを知っている ― プロペラやバッテリーを手で付けたり外したりしなくてはならない。

しかしバウアーは、先週木曜日にドローンを修理しているときちょっとし不運に見舞われた ― プレイオフのゲームに先発するまで、48時間を切っていた。

バッテリーパックをドローンにつないだ時、プロペラがフルスロットルで回り始め、そこにバウアーの利き手の小指があった。通常、バッテリーパックをドローンにつないでも、コントローラーで「始動」させない限り回転しない。

回転するプロペラはバウアーの小指を切り、10針縫わなくてはならなかった。もちろんゲームに登板することはできず、チームは別のピッチャーに交代させなくてはならなかった

昨日の記者会見でバウアーは、自分の小指とドローンを披露した。さらにバウアーは、その趣味の背景についても語った ― 数年前、LEDを塔載した競技用ドローンのビデオを見て、自分で作って飛ばしたいと思った。バウアーは自らを「ビッグ・ナード」と呼び、記者会見の時間をしばらく費して、お気に入りのスターウォーズ映画(ファントム・メネス)について語った。

しかし、真面目な話この不運な事故は、ドローンがいかに危険かを再認識さるものであり、DIY競技用ドローンの近くでは、DJIやGoProなどの大メーカーが作ったドローン以上に注意が必要であることを知らしめた。競技ドローンでは、あらゆる部分を文字通りゼロから作るので(時にはフライトコントローラーのソフトウェアも)、何かがおかしくなる可能性は常に大きい。

バウアーは今晩(米国時間10/17)のブルージェイズ戦に先発する予定だ。プレイ中は指に絆創膏やカバーを着けることを許されていないが、バウアーはピッチングに小指を使うことはないことを観衆に明言した。「[小指は]まあ、ついているだけ」。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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