メトロポリタン美術館の収蔵品数十万点が、CC0ライセンスで公開された

dp242969

古典的アート作品で、ちょっとしたリミックスを楽しみたい気分だろうか?あなたは運がいい。メトロポリタン美術館が数十万点の作品をクリエイティブ・コモンズゼロ(CC0)ライセンスの下で利用可能にしたばかりだ。つまりそれらをお望みのまま、どのようにでも利用できるということを意味する。

コレクションは基本的には、キュレーターが決定したパブリックドメインのデジタルカタログ作品だ。なので、実際にこれらは既に著作権が消滅したものだ。しかしそれは常に高画質だったり、正式にどのような目的にも使えると公式に認められているわけではない。使用したいと思う作品の下に「Public Domain(パブリックドメイン)」とCC0のロゴがあるかどうかを確認して欲しい。

ドメインあるいはここにあるすべてのパブリックドメインの項目を眺めるのも良いだろう。ただしご注意を。数は膨大だ。どこから手を付ければ良いかわからないときには、インターネットの多くの利用者に魅力的だと思われるカテゴリーが美術館から提供されている。

傑作絵画、猫、モンスターと神話の生き物、メトロポリタン秘蔵品、ニューヨーク市、印象派とポスト印象派、冬のワンダーランド、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、ラファエル前派スタイル、セルフポートレート、キルト、ゴールド、ジョルジュ・スーラ、武器と鎧、メトロポリタンの男性モニュメント、古代世界の面、ティファニーのガラス、印象的なドレス、アートかデザインか?、そして食器

私がどこからトップ画像を見つけたかおわかりだろうか?

ライセンスの変更に加えて、博物館はまた、デジタル化されたコレクションのメタデータをこのGitHubのアカウントの下に収集している。そして、彼らはクリエイティブ・コモンズ、ウィキメディア、Pinterest、その他とのパートナーシップを発表した(もちろん詳細はこれからだ)。

他の多くの博物館、図書館や教育機関のように、メトロポリタン美術館は、できるだけ多くの人がコレクションをオンラインで入手できるように努力を続けている。しかし巨大なコレクションを、どのような分類方法にせよアップロードすることには、驚くべき労力がかかる筈だ。なのでお気に入りの機関がまだそれに手をつけていないからといって腹を立てないで欲しい。

[ 原文へ ]
(翻訳:Sako)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。