モバイルアプリグロースハッキングのApp SamuraiがシリーズAに到達し約2.7億円調達

サンフランシスコに本拠を置くモバイルアプリのグロースハッキングのApp SamuraiがシリーズAの段階に達した。同社は212 Venturesがリードし500 Startups、Spark、Degerhan Usluelが参加したラウンドで240万ドル(約2億6500万円)を調達した。これまでの調達資金の総額は460万ドル(約5億円)となる。資金は新プロダクトの開発と世界各地へのビジネスの展開に当てられる。

2016年に創立されたApp Samurai Groupはモバイルアプリの開発企業の成長とマーケティングを助けるさまざなツールを用意している。App Samuraiはユーザーの獲得を助けるプラットフォームだが、この他モバイル広告の詐欺をリアルタイムで検知するInterceptd、アプリごとのユーザーエンゲージメントを計測するStorylyも提供している。

今回の資金調達について共同ファウンダー、CEOのEmre Fadillioglu(エムレ・ファディリオグル)氏は声明を発表し 「 240万ドル(約2億6500万円)の資金調達は 2020年に向けた当社の戦略に基づくものだ。我々は最高の人材を集め、ビジネスを国際的に拡大していきたい。優先順位としてはまず最高の人材を集めることだ。これにより透明性の高い効率的なモバイルマーケティングのエコシステムを確立していくことを目指す」と述べた。

同社の直接的なライバルはTraffic Guard、Scalarr、Forensiq, Machine、21 Metrics、FraudScore、FraudLogixなどの各社だ。間接的なライバルとしてはAdjust、AppsFlyer、Tune、Kochavaなどが考えられる。
画像:Getty Images

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滑川海彦@Facebook

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TechCrunch Japan

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