リドリー・スコット監督が実写TVシリーズ版「ブレードランナー」制作を公表、全10話を予定

リドリー・スコット監督が実写TVシリーズ版「ブレードランナー」制作を公表、全10話を予定

Warner Bros.

リドリー・スコット監督が、SF作品『ブレードランナー』の実写TVシリーズの制作に取り組んでいることを明かしました。すでにパイロットのあらすじを書き上げており、シリーズは全10話になるだろうとのこと。

1982年に公開された映画『ブレードランナー』は劇場での興行的には失敗作に分類されるものの、そのサイバーパンクな世界観などがカルト的な人気を得て再評価され、いまやSF映画の代表作のひとつとされています。2017年には続編となる『ブレードランナー2049』が公開され、今月にはCrunchyrollとAdult Swimで神山健治氏と荒牧伸志氏が共同監督としてタッグを組み制作されたCGアニメ作品『ブレードランナー:ブラックロータス』が配信・放送を開始しています。

リドリー・スコット監督が述べた実写TVシリーズはまだ制作のごく初期段階であるため、キャストなどについてはまだ情報がありません。また脚本や監督を誰が担当するのか、シリーズの時間軸的にどの時点を舞台とするのかなども明かされませんでした。ただ、現在作品の権利を持つアルコン・エンターテインメントは『ブレードランナー』のシリーズ全体で時間軸的な整合性を保つため、作品のつながりをきちんと管理する方針を打ち出しています。そのため、実写TVシリーズも『ブラックロータス』と同様、ほかと被らない時代を舞台としつつ、互いの作品に絡む要素も登場するようになると思われます。

ちなみにスコット監督は現在『エイリアン』のTVスピンオフ作品に関してもパイロットを執筆中で、こちらも8~10話ほどの構成になるとされています。

(Source:VarietyEngadget日本版より転載)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。