レッカーサービスのUber、「Honk」が1800万ドル調達

Honk Technologiesは、消費者と保険会社のためのレッカーサービスのマーケットプレイスだ。このほど新たなラウンドで1800万ドルを調達した。同社は約一年前に、保険会社のFarmersと大型契約を締結した

今回のラウンドをリードしたのAltpoint Venturesで、すでに投資しているStrukture CapitalとVenture 51も参加した。

同社はこの資金を使ってレッカー車7万5000台からなる牽引サービスネットワークを構築するとともに、保険会社、運送管理者、製造業者などに向けた新規サービスを追加すると言っている。

CEOのCorey Brundageは同社の売上や黒字化の見込み、企業価値などについてコメントを拒んだ。

Honkは基本的に、Uberなどの乗り合いサービスと同じテクノロジーをレッカービジネスに適用することで、レッカー車の応答性を高め、必要になったときの待ち時間を減らす、とBrundageは言った。

昨年も報じたとおり、牽引サービス市場は巨大かつ断片化している。市場調査会社のIBS Worldによると、年間60億ドルが牽引サービスに費やされている。

利用者はモバイルウェブまたは専用アプリを使って、HONKに牽引を依頼すると、近くの牽引業者の場所と推定到着時刻がわかる。保険会社、自動車OEM、運送会社などは同社のプラットフォームを使って待ち時間を50%減らして顧客満足度のスコアを高めるとともに、牽引サービスのデータを収集できる、と声明に書かれている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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