レディー・ガガの母、「ネットいじめ撲滅」をIT業界に要請

NEW YORK, NY - MAY 04:  Lady Gaga and  Cynthia Germanotta  launche Love Bravery Collection at Macy's Herald Square at Macy's Herald Square on May 4, 2016 in New York City.  (Photo by John Lamparski/WireImage)

ネットいじめはよくない。残念ながらインターネット利用者の40%が何らかのネットいじめを受けた経験があり、18~24歳では70%の人々が標的にされていることが、Pew Research Centerの調査でわかった。

「何世代か前の若者は、家に帰ればいじめから逃れることができた」と、レディー・ガガの母でBorn This Way Foundationの代表、Cynthia Germanottaがリリース文で言った。「しかし今、いじめはどこまででも追いかけてくる。どのパソコンもタブレットもスマートフォンも残酷と嫌悪の道具として使われる。これは決して受け入れることができない。私たちはHack Harrasmentによって、これを改善できる、改善すべきだと信じている。」

今日(米国時間6/1)のRecodeカンファレンスで、GermanottaはHack Harassment誓約を発表し、既にIntel CEO Brian Krzanich、Vox Media CEO兼会長、Jum Bankoff、およびRecode 編集長・共同ファウンダーのKara Swisherが署名している。Hack Harassmentの誓いを立てることは、誰かがネットいじめを受けているのを見たら、いじめられている人を助けることを意味している。

誓約文は次の通り:

ネットいじめは蔓延し、しばしば実生活に深刻な影響を及ぼしている。個人の幸福と安全およびデジタルコミュニティーの成功に、著しい被害をもたらしている。全員が ― 生まれ、経歴、信仰によらず ― ネット世界で敬意をもって扱われ、いじめを受けない権利を持っている。

より安全で、賢明で、誰もが受け入れられるオンライン体験を作るために、私はいじめが起きていることを認識し、責任をもってそれを声に出し、被害に遭っている人を支援するために次のことを行う:

  • オンラインでもオフラインと同じ基準と価値を守り、自分のオンライン行動が実生活に影響を及ぼすことを受け入れる。
  • 多様な視点、経歴、および意見の価値を認め、支援する。
  • ネットいじめの蔓延と激化を防ぐ活動に積極的に参加する。

Hack Harassmentは、ネットいじめと戦うために今年1月に発表された。ここで誓約書に署名できる

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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