ロボティック外骨格のRoam、ヤマハ発動機などから1200万ドル調達

ベイエリア拠点のロボティック外骨格会社Roamは、シリーズAで1200万ドルを調達したと発表した。このラウンドはヤマハ発動機が主導し、Boost VC、Heuristicsキャピタルパートナーズ、Menloベンチャーズ、R7パートナーズ、Speroベンチャーズ、Valorエクイティパートナーズそしてベンチャー インベストメントアソシエイツが出資した。これによりRoamの累計調達額は約1500万ドルとなった。

投資家たちは当然のことながら産業労働者やモビリティへの応用がきくこの分野について強気だ。もちろんRoamにはロボティック外骨格分野で有名なEksoやSuitXといった競合相手がいる。しかしながら、これまでのところRoamはスキーヤーにフォーカスした製品でもってニッチ分野を開拓したようだ。

3月に発表されたElevateは、今度のクリスマス休暇にタホ湖のいくつかのロケーションで、その後プレジデント・デーの祝日にはユタ州・パークシティでデモレンタルを行う。今回の資金は、初の製品のセールスやマーケティングを後押しするのに使われる。

資金調達に加え、ヤマハのパートナーAmish ParasharとSperoのジェネラル・パートナーShripriya MaheshがRoamの取締役会に加わる。今回のディールについてのコメントは以下のとおりだ。「ロボティック外骨格を入手しやすい価格にし、またスケール展開できるものにし、さらにはパワフルにすることで、Roamは広範に受け入れられるための最大の障壁を取り払うことができた。我々は、このプロダクトがいつの日か新たなスリリング体験をつくりだしたり、人のモビリティをサポートしたりするのに普通に使われるようになると想像している」。

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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