一部のAirPods Proに異音などの問題、アップルは交換対応を発表

AirPods Proのイヤホンからおかしな音がしたら、その問題はあなた1人が体験しているわけではない。

Apple(アップル)がAirPods Proの販売を開始してわずか数カ月後、一部のユーザーはイヤホンの片方、または両方がガタガタ、あるいはパチパチと音を立てていることに気づき始めた(MacRumors記事)。このノイズはユーザーが移動していると悪化し、時には数カ月間使用した後に発生することもあるという。

アップルは当初、この問題についての多くを語らなかったが、もしサポートに問い合わせた場合には通常はイヤフォンを交換していた。米TechCrunchのメンバーの何人かもAirPods Proでの騒音を体験し、それは交換品でも再発していた。

問題は、公式に認められるほど広範囲に及んでいるようだ。米国時間10月31日、アップル「AirPods Pro の音の問題に対する修理サービスプログラム」を開始した。

新たに公開されたサポートページでは、潜在的な症状の概要が説明されており、いずれもこの問題がノイズキャンセリングシステムに関係していることを示唆している。

  • AirPods Pro から異音 (「パチパチ」という音など)がして、周囲の騒音が大きい時、運動中、または通話中にそれが大きくなる。
  • アクティブノイズキャンセリングが正常に機能しない。例えば低音が欠けていたり、背景音 (街頭や飛行機の騒音など) が大きくなるなど。

アップルによると、影響を受けるのは2020年10月以前に製造された製品のみで、現在製造されている製品ではこの問題が解決されたことを示唆している。サポートページには、故障したユニットは 「修理」ではなく 「交換」すると記載されている。もしそうなら、対応にかかる時間は短いはずだ。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:AppleAirPods

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

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TechCrunch Japan

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