二人の引きこもりっぽい学生がForever Aloneを何千個も売った, というお話

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ニューヨークのQueens Collegeの学生Matt SconceとPhil Malenが、ちょっと変わったアイデアを着想した。Forever Aloneの彫像を作って売ろう!

Matt Sconeは彫刻家のHanning Sadenと一緒に、今や有名なForever Aloneの顔の3Dモデルを作った。それは、“ぼっち”(ひとりぼっち)であることを表す、悲しい目をした怪人で、自分のことを指すだけでなく、誰かがぼっちであることを表すためにも使う。その顔は、はっきり言ってとっても醜いが、なんか、心に刺さる部分もある。彼らは、それを自分たちで作ろうというのだ。最初は30個だけ作って、80ドルで売った。

“夏休みに思いついたんだけど、自分で何かを作ってそれが売れたら、すごくクールだろうな、と思ったんだ”、とMattは語る。“二人ともRedditのファンだったから、Forever Aloneの人気をよく知っていた。彫像を作るならこれだ、とひらめいた”。

二人は3Dのモデルを作り、プリントし、鋳型を作った。ほんの少しだけ作って終わらせるつもりだったが、インターネットの神様が、そうはさせなかった。BoingBoingが記事を載せ、そのオンラインストアで売った。それを今度はThinkGeekが取りあげた。今では彼らはアジアの某国にアウトソースして、首から上の小さな彫像を数千というロットで作り、需要に応えている。一体30ドルで、飛ぶように売れている。

これまでに、たぶん、2000ドルぐらい稼いだ。Twitterで一か月、話が広がるとそんな結果になる。おかげでMattは、ビジネスのコツをつかんだ。それは、ある特定の人びとの心をとらえること。たとえば、猫好きとか、プラスチック製のフィギュアのファンとか。

Forever Aloneを選んだのには、ネットの人気(ミーム, meme)のほかにも理由があったのか?

“ミームは、おかしかったり、個人的なレベルで関心を持てたりするから、おもしろい。自分が好きなものを同じく好きな人を、見つけようとするから、ミームはつながりを作る”、と彼は言う。

二人とも一匹狼、つまり、同じくForever Alone(ぼっち)か? Mattは、そうだ、と言った。

“完全にそのパターンだから、なさけないよね。WoWをやってるか、でなければRedditにいる、引きこもりのゲームおたくだよ”。





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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))