今年から‘Internet’は死語になる

[筆者: Henry Pickavet]
AP通信の書式ルール集Associated Press Stylebookを作っている人たちが、今後”Internet”は大文字で始まらない、と決めたので、ぼくの心は張り裂け、そして本誌のライターの一部はとても喜んでいる。

[ツイート訳: Stylebookが発行される6月1日より、小文字で始まるinternetを使用する。]

AP Stylebookは、多くの新聞やWebサイト(一つの単語’website’になる?)が自分たちの記法の参考にしている。それは、インターネットをこう定義している: “お互いにコミュニケートできるコンピュータの全世界的な分散ネットワーク”(上図)。それは相当でっかい定義だから、大文字のIがふさわしかったのだ。しかし、それも終わりだ。それだけではない。AP Stylebookは、”Web”も小文字の”web”にすると決めたのだ。

この変更が発表されたのは、エイプリルフールの日ではない。Stylebookの2016年版が発行される6月1日に有効になる。そのとき、そしてまさにそのとき、“Internet”は過去にStylebookが行った不可解な変更の仲間入りをする。”over”ではなく”more than”を使え、副詞句”under way”を廃し形容詞”underway”に統一する、などなど。ぼくにとっては、この二つは今でも悩ましい。

でもまだこのルール集は、‘文字通り(literally)’を‘比喩的に(figuratively)’の意味で使ってもよい”、とは言ってないな。〔’文字通り’を’比喩的に’使うとは、たとえば「文字通り臍(へそ)が茶を沸かしたよ」…もちろん、本当に臍が茶を沸かしてはいない。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。