今度のオリンピックでNBCが全85時間のVR放送を行う、ただし対応機はSamsung Gear VRのみ

BOSTON, MA - OCTOBER 17:  Fans attend Team USA's Virtual Reality Experience Powered by Samsung Gear VR during the 2015 Road to Rio Tour at the Head of the Charles Regatta on October 17, 2015 in Boston, Massachusetts.  (Photo by Scott Eisen/Getty Images for Samsung)

NBCはVRへの関心が盛り上がっていることに乗じて、オリンピックの完全中継ではその形式も提供する、と示唆していたが、今回初めて、リオ支局がその具体的なやり方を少し明かした。

まず、対象機はGear VR「のみ」である。VRのコンテンツは計85時間放送されるが、それを見るためにはSamusungのVRヘッドセットと、それを操作するGlaxyスマートフォンが必要である。VR番組の視聴はNBC Sportsというアプリから行う。開会式と閉会式もあるし、種目の選択も、男子バスケットボール、陸上(トラックとフィールド)、体操、ボクシング、ビーチバレー、フェンシング、ダイビング等と、ほぼ妥当と思われる。

コンテンツはほぼ一日遅れで提供されるから、全試合を見られる。どの種目も、VR向けに事前の編集が行われる。開会式は8月5日金曜日だ。

Samsungは、なぜか、この夏季オリンピックのOfficial Smartphone Partnerだ。一方NBCは、“これまででもっともライブなオリンピック放送”と称して、アプリへリアルタイムストリーミングする全4500時間の一部を4Kと8K対応にする、と発表している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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