今週のUS記事まとめ ― Googleが児童ポルノ犯を通報/iPhone 6は9月9日で決まり?!

iPhone 6の発表は9/9が濃厚

毎年恒例の予想行事。今年のiPhone発表は9月9日で事実上決定のようだ。iPhone 6には、5.5インチ画面版が出ると噂されているが、この日「確実に」発表されるのは4.7インチ版だけで、大画面版は材料供給の問題もあり、遅れる可能性がある。

9月9日という日付の情報源はRe/Codeだが、その後、BloombergとWall Street Journalも続いて報じたことから、日程は確定したと見られている。

今やApple製品のスペックや発売日を巡る報道は、芸能紙のスター結婚・離婚報道並み。ジョブズがいなくなって以来、情報統制が緩んでいるという声は多いが、今から思えば当時の「堅牢さ」は信じられないレベルだった。発表時には既に数百万台が作られ、マーケティング資料も準備されているわけで、秘密?を知っている人数は膨大だろうから、その口を塞ぐのは容易ではなかっただろう。

個人的にはiPhone 6とiOS 8は楽しみだが、大画面には(少なくとも今のところ)触手が動かない。機能が同じで画面サイズだけ違うなら無視すればよいが、「5.5インチ版のみの機能」があったりすると悩ましい。

メール暗号化でYahooとGoogleが協調


Yahooは、Googleと協働してエンドツーエンドのメール暗号化実現へ向けて作業を進めている。

NSAによる傍受問題が大きくなる中、メールのセキュリティーへの関心は高まっている。そもそもYahooやGoogle等のウェブメールは仕事に使えない、と考える人々も少なくない。回線レベルの傍受を防ぐためには、送り手のパソコンを出て、受け手のパソコンに届くまで暗号化されていなければ安心できない。

YahooとGoogleが手を組んで暗号化技術を構築しているのいうのは良い知らせだ。日頃のライバル同志がここという時に協力し合う場面は、IT業界でしばしば見かけるが、この共同歩調が他のプロバイダーにも波及することが期待される。

夏休みの自由研究でスマホアプリを作る


米国カリフォルニア州の中学生たちが夏休みにスタートアップ起業体験をして、その自作アプリがApple/Googleのストアに並んだ。

作ったのは、(TechCrunchではおなじみの?)シンプルなゲームFlappy Birdにヒントを得たゲームなので、中学生の作品としてもさほど驚かないが、この4人は何とSKYS Studiosという名前の会社を作り、マーケティング担当のSho Mackenzie13歳が、勇敢にも本誌TechCrunchにメールした。

その「会社」がどんなものかは不明だが、すばらしい夏休み体験だ。しかし、まだ終っていない。

アプリは完成したけど、子どもたちの仕事はまだある。数週間後に始まる新学期のための、マーケティングの計画を作らなければならない。Instagramを利用してクラスメートたちにアプリの宣伝をするのだ。

3Dプリントの前足(前輪?)をもらったチワワ


今や人間の臓器も作る3Dプリント技術なら、犬の義足も作れるだろう、と思ったが、これは本物の足ではなく車輪。生まれつき前足がなかったチワワのタボちゃんが3Dプリントで歩けるようになったというお話。

技術的には驚くほどではないかもしれないが、本件は車いすを求めている犬がいることをネットで知った、3dyn社の社長が写真を元にサイズを推定して作ったという、ほのぼのとした話。3Dプリントなら高価な素材や工作も不要で、再生産や改作も簡単だ。

パソコンのプリンターがモノクロからカラーに変わったように、3Dプリンターが普及するという意見には同意しかねるが、こうして新しい使い方が次々と出てくることは間違いない。

Googleの児童ポルノ犯通報は合法か

Googleの通報によって、児童ポルノ犯が逮捕されるという出来事があった。しかしそれは、Googleが個人のメールを覗き見したという意味なのではないだろうか? 記事はそれが通信のプライバシー侵犯でないわけを説明している。

Googleが広告等のパーソナル化を行うために、メールの内容を自動化ソフトなどでスキャンしていることは衆知の事実である。しかし、人間が介入してメールを読むことはない。今回のように、違法画像が添付されていることをどうやって知ったのだろうか。

実は、Microsoftが開発した “PhotoDNA”という技術を使うと、児童虐待画像を自動的に発見することが可能だ。すでにBingやOutlook.com等で問題画像の発見と再配布防止に役立てられている。技術の詳細は、記事およびそのリンク先を参照してほしい。

しかし今回の逮捕にPhotoDNAは関わっていない。Googleも同社独自のハッシュ技術を持ち、2008年以降、ネット上の性的虐待の画像を見つけるために利用してきたのだ。両社とも他の企業と情報を共有してこの種の違法行為と戦っている。

原文が長文のため抄訳だが、読みごたえのある記事なので、関心のある方には一読をお薦めする。

SEOにはセキュリティーも大切

Googleは、検索ランキングのシグナル(判断要素)に、ウェブサイト暗号化の有無を加えると発表した。

つまり、他の条件が同じなら、HTTPSを使っているサイトの方がランキング上位に来る可能性がある。Googleによると、当面このシグナルの重みは小さく、影響を受けるサイトは1%程度だという。

リンク先が暗号化されているかどうかは、個人情報を入力する時でもないとあまり気にしないかもしれないが、今後はSEO対策の一つとしてSSL認証を取得する場合も出てくるのだろう。

Foursquareが変わった


日本での普及はあまり進んでいないが、Foursqureは「位置情報共有のゲーム化」という新しいコンセプトを5年間推進してきた。そしてつい最近、大きなアップデートによって生まれ変わった。

何しろ、Foursquareの代名詞とも言える「チェックイン」がメインのアプリから切り離され、Swarmという別アプリの担当になったのだ。Swarmのリリース後、既存ユーザーは不満を唱え、旧Foursquareを懐しむ声が少なくないが、最新のFoursquareはそんな状況を一新するだろう、とCrook記者は書いている。

新しいFoursquareは、ロゴもルック&フィールも機能も変わり、総合評価サイトのYelpへの対抗が意識されている。大きなウリであった「ゲーム化」要素も、近々Swarmに戻ってくるらしい。

生まれ変わったFoursquareの最新アップデートに、古いユーザーがどう反応するか、今後が楽しみだ。

新規タブにGIF動画が表示される拡張機能


Chromeブラウザーの拡張機能は、手放せないすぐれものから、全く意味のないものまで数知れない。これは、「意味のない」側の端に近いだろう。

animatedTabsは、新規タブを開くたびにGIFアニメを表示するクローム拡張機能だ。

自分で指定しておいたアニメが表示されるわけではなく、(少なくともユーザーにとっては)ランダムに送られてくるGIFアニメだ。何の役にも立たない、と言えばその通りだが、「何かが話題になるたびに、ぴったりのGIFを送ってくる人がみなさんの身近にもいることだろう」と、Kumparak記者も言っているように、そんな友達の一人だと思えばいいのかもしれない。

翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

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