仲間への感謝の気持ちをコインで伝える、コミュニティ運営ツール「KOU」がアカツキから資金調達

コミュニティプラットフォーム「KOU(コウ)」を提供するKOUは5月8日、モバイルゲーム事業などを展開するアカツキからの資金調達を発表した。金額は非公開。また、これと同時にアカツキCEOの塩田元規氏がKOUの社外取締役に就任したことも発表した。

KOUは、スマホを使ってコミュニティを作り、そのコミュニティ内で利用できる「コイン」を発行することができるサービスだ。例えば、会社の同僚同士でコミュニティを作り、後輩の初契約を祝うためにコインをプレゼントしたり、地域単位のコミュニティを作って街のパン屋さんを応援したりなど、工夫次第によってユースケースは広がりそうだ。

同社はプレスリリースのなかで、「私たちは、コミュニティ内でのやり取りには、現在の資本主義的な経済システムでは可視化しにくい大切な価値があると考えています。そのような捉えにくい価値がより生み出されていくために、コミュニティがより円滑に運営できるためのスマホアプリとしてKOUを開発してきました」と同サービスの開発背景について語る。

同サービスは2018年9月にスタート。これまでに1500以上のコミュニティがKOUから生まれたという。同社はこれまでコミュニティへのヒアリングやサポート、機能拡張に注力してきたが、今回の調達により、採用を行いプロダクト開発チームを強化する予定だ。

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TechCrunch Japan

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