休んでいる人にメールしようとしたらGmailは送信の前にそれを教えてくれる

休んでいることを知らずに同僚にメールしてダルい思いをすることは誰にもある。「不在」の自動応答が来たときに、同僚がハワイに行くと言ってたことを思い出し、自分の馬鹿さ加減にあきれる。それから「これちょっと手伝ってくれない?」「いいよ、旅を楽しんでね」のスレッドが大量に発生するのだ。

Google(グーグル)は今度の新しい機能で、G Suiteのユーザーにはこれが頻繁に起きないようにしようとしている。G Suiteとは、有料の企業ユーザーとしてGmail、Docs、Hangouts、Calendarなどなどを使うことだ。その中のCalendar(カレンダー)に、しばらくいないことをマークしておくと、同僚たちのところには、彼らがメールをする前に通知が行く。

その注意書きは、黄色のバナーで「送信」ボタンの右上に出る。そこには、その人が今いないことと、いつ帰るかが書かれている。

Hangouts(ハングアウト)でも、メッセージを送ろうとすると注意書きが出る。

この機能は、Googleがカレンダーに昨年導入した不在通知を利用している。これまでは、カレンダーに不在通知をマークしておくと、自動的に会議への出席を断ることができた。

ほとんどの人が、赤の他人に自分の休暇プランを教えたくないだろうから、メールとハングアウトのこの注意書き機能は、あなたのカレンダーへのアクセスを認められているG Suiteのユーザーに限定される。つまりそれは、各人がすでに持ってる情報だけど、何もしなければ知らないままというタイプの情報だ。

黄色いバナーが仕事の邪魔だ、という人は、カレンダーの「アクセス許可」のところで「他人のカレンダー情報を見る」を無効にすればいい。

この機能がG Suiteの全ユーザーに行き渡るのは9月16日だそうだ。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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