健在ぶりを誇るDrupal、その企業向けプラットホームAcquiaが$50Mを調達

DrupalのファウンダDries BuytaertがDrupalの企業利用の便宜のために立ちあげたプラットホームサービスAcquiaが今日(米国時間5/27)、New Enterprise Associatesが率いるラウンドにより5000万ドルを調達した、と発表した。これに、新しい投資家としてSplit Rock Partners、そして既存の投資家North Bridge Venture PartnersSigma PartnersInvestor Growth Capital、およびTenaya Capitalが参加した。NEAのゼネラルパートナーRavi Viswanathanが、Acquiaの取締役会に加わる。

AcquiaとDrupalの関係は、WordPress.comとオープンソースのCMS WordPressの関係にやや似ている。AcquiaもやはりDrupalの開発に関わっているが、WordPress.comほど大衆的なプラットホームではなくて、各分野のプロ、大企業、メディア、それにデベロッパなどが主なユーザだ。そういう意味ではAcquiaは、WordPress.comよりも、WebサイトプラットホームPantheonに似ている(ここはDrupalとWordPressのホスティングを提供)。

今日のラウンドで、Acquiaの調達総額は1億1860万ドルに達する。新資金の用途は、営業とマーケティング活動の拡大、そしてビッグデータマーケティングやエンゲージメントとコマースの個人化、とされている。これらの領域はDrupalの柔軟性が示されている分野であり、しかもAcquiaをベーシックなCMSで終わらせたくないという意欲の表れでもある。AcquiaのCEO Tom Ericksonによると、同社は、“弊社が提供するオープンなクラウドプラットホームによる総合的なデジタル体験により顧客がそのビジネスインパクトの最大化を図る”ことを期待する、と称している。

同社の現在のプロダクト系列には、高トラフィックなDrupalサイトやeコマースのサイト、マルチサイト展開、Drupalデベロッパのためのサービスなど、専門化された多様なサービスが含まれている。またAcquia Liftは、Drupalのサイトに高度な個人化サービスを提供する。

Acquia自身のデータによると、2014年の登録ユーザ数は前年同期比で55%増加した。

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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