内部告発者がらみのジョーク、または脅し?イーロン・マスク氏が約5600円の「サイバーホイッスル」を宣伝

Tesla(テスラ)はまだEVピックアップトラックの「Cybertruck(サイバートラック)」を生産していないが、期待されながらも発売が遅れている同モデルに関連した新しいグッズを手にしたいという熱烈なファンは、50ドル(約5600円)で「Cyberwhistle(サイバーホイッスル)」を購入することができる。そう、ホイッスルだ。

TeslaのElon Musk(イーロン・マスク)CEOは米国時間11月30日、6510万人のフォロワーが閲覧できるようウェブページへのリンクをツイートし「Blow the whistle on Tesla(訳者注:直訳するとテスラに警笛を、慣用句では、テスラについて内部告発してみろ)」というメッセージを添えた。このメッセージは、実際に内部告発を試みた元従業員たちを揶揄しているのか、それとも脅しているのかはわからない。同氏はその後、「あのくだらないApple Cloth(ポリッシングクロス)を買ってお金を無駄にする代わりに、当社のホイッスルを買ってください!」とツイートした。

リンクをクリックすると、このようなメッセージが表示される。

Cybertruckにインスパイアされた限定版Cyberwhistleは、医療グレードのステンレススチールにポリッシュ仕上げを施したプレミアムコレクティブルです。このホイッスルには、一体型アタッチメント機能を搭載し、汎用性を高めています。

注:サイバーホイッスルは返品不可となります。

画像クレジット:Tesla

この「一体型アタッチメント」が何を意味するのかは不明だが、TechCrunchは、ユーザーがこれを首から下げられるようにするためのランヤードホールを指しているのではないかと推測している。

Tesla愛好家なら誰もが期待するように、Cyberwhistleは、マスク氏が2019年11月に明らかにした全電動トラック「Cybertruck」の形をしている。Cybertruckは、2021年後半に生産を開始する予定だった。潜在的な顧客が100ドル(約1万1000円)の返金可能な予約金を払うことができる同社のウェブサイトによれば、同社はその日付を2022年のいつかに延期している。

Cyberwhistleは、150ドルのTeslaデカンタ(約1万7000円)、Teslaのスーパーチャージャーをモデルにした45ドル(約5000円)の「Desktop Supercharger」USBケーブルオーガナイザー、35ドル(約3950円)のS3XYマグカップ、そして2022年に生産開始が延期されたTesla Semi(テスラセミ)を含むいくつかのクルマのダイキャストモデルなどのアイテムを含む、Teslaのライフスタイル製品のカテゴリーに含められている。

画像クレジット:Tesla

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(文:Kirsten Korosec、翻訳:Aya Nakazato)

投稿者:

TechCrunch Japan

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