出会いアプリTinderの親会社Match Group、NASDAQに上場。初値は13.50ドル、12.5%高

tindermatch

IPO価格発表日の一人の幹部による奇想天外なインタビューの後、人気出会いサイトTinderを運営するMatch Groupは、親会社のIACを離れて上場企業となった。同社は昨日(米国時間11/18)、IPO価格12ドルで4億ドルを集め、今日、12.5%高の13.50ドルで取引きが始まった。

12ドルの株価は、Match Groupの価値を29億ドルとし、同社の株を引続き保有するIACは、IPO後に時価総額を49億ドルに上げた。

株式公開後もIACはMatch Groupの85%を所有している。

Tindeは、写真を左右にスワイプして気に入ったか拒否するかを表現する出会いアプリで、おそらくMatch Group傘下で最もよく知られているサービスだ。他にOkCupidがある。

Match Group全体では月間5900万人のアクティブユーザーがいて、今年のQ3時点で有料メンバーは470万人。

Match Groupのサービスは、190ヵ国以上、38言語で利用されていると同社のS-1資料に書かれている。今年第2四半期末時点で同社には、全世界で正社員1600人、パートタイム社員3300人がいた。

Sean Rad ― TinderのCEO・共同ファウンダーだが、Macth GroupのCEOではない ― のインタビューがMatch GroupのIPOにどんな影響を与えるかは不明だが、自身の個人的デート習慣と生活全般に関する洪水のようなコメントは、数多くの議論を呼び、Match GroupさえもS-1書類を土壇場で修正し、異能の29歳の言葉と自分たちとの関係を否定し。

株価は最高14ドルで取引きされており、変化があれば続報する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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