分解レポートでわかったOculus Riftの修理しやすいデザイン

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新しいカテゴリーのガジェットが登場した時、先進的デバイスが必ずしも良いデザインでないことは理解できる。あるいは分解、修理が難しいことも。幸いなことにそれは、Oculus最初のVRヘッドセット製品にはあてはまらないようだ ― iFixitの分解レポートによると、それはエレガントなエンジニアリング作品で、特殊なネジや封印シールでユーザーを困らせることもない。

Oculus Rift CV1(Consumer Version Oneだそうだ)は、私が試したバージョン ― 数年前の初期プロトタイプ(ガムテープで包まれていた)とコード名Crystal Coveのプロトタイプ ― から大きく改善されている。分解レポートはいくつかの形でそれを証明している。

重要なのは、ユーザーが交換したくなる可能性のいちばん高いもの ― ヘッドホンとフェイスパッド ― が簡単に取り外せて、カスタム交換パーツの作成も明らかに可能であることだ。

さらに奥を見ると、Oculusが作成したカスタムディスプレイと光学システムが誇らしげに姿を見せる。非球面フレネルレンズとデュアル456ppi OLEDディスプレイは顔のわずか数センチ前の画像を、限りなく広がる無限の深さのように感じさせる。もちろんそれはアイデアにすぎない ― 仕事を完結させるのはソフトウェアエンジニアと環境デザイナーだ。

hMFPrdHTerWYNFtM様々な頭の大きさに合わせ、不完全な目測に対応し、できるだき多くの人々が快適に使えるために、数多くの小さな工夫がこらされている。工業デザイナーはこの美しく実現されたメカニズムと省スペースの技に感動することだろう。

iFixitのrepairbility(修理しやすさ)スコアが7なのは、あらゆる部分が簡単に交換できるわけではないことを表しているが、壊れたり劣化しやすい部品の殆どは容易に交換できる。エルゴノミクスとアクセスしやすさの両方を備えたデバイスを作ったOculusに拍手。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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