削除ツイートのアーカイブサイト “PostGhost”、Twitterの停止通告を受け閉鎖

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PostGhostは、著名人や金持ち、重要人物等のツイートをアーカイブする出来たてのウェブサイトだった。サイトは政治家や、英国首相に #remail(残留)を嘆願した女優リンジー・ローハンらの削除ツイート保管場所として人気を得ていた。

「私たちはpostghost.comを、Twitterで最も影響力のある人たちによる公開発言の正確な歴史を、人々に提供するために作った。PostGhostは、最近Twitterが一部の削除済みツイートの公開を改めて承認したウェブサイト、Politwoopsよりも、著名人に責任を課す公平かつ透明な方法を提供すると私たちは信じている」と、サイト作者らは書いている。

Twitterは同サイトにメールで、削除済みツイートを表示した犯罪行為のためにAPIアクセスを遮断すると脅した。この犯罪はヨーロッパのデータ削除法に由来するとも言われており、一過性ツイートの普及を望むTwitterも利用規定で禁止している。

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この種の出来事が起きると意見は二派に分かれる。一つが、これはあらゆる物を検閲できるTwitterの権利だというもの。そこは彼らの砂場であり、われわれはその中で遊んでいるだけだ。

もう一つの流派は、Twitterはわれわれの時間と注目にただ乗りしているのだから、それと引き換えに、読者やユーザーとは良識をもってつきあうべきだとするもの。著名人は始終愚かな発言をするので、時には彼らの信念、特に国家に関するツイートの削除を許さないことは極めて重要だ。J.K.ローリングが政治的ツイートを削除してもさほど重要ではないが、 共和党のジョー・ウォルシュ議員が人種間戦争を扇動するツイートを削除したことは重要だ。

PostGhostは、ターゲットはあらゆる著名人であり、数百万人ものフォロワーに対してツイートしなければ、一定のプライバシーを確保できると指摘している。

「もちろん、Twitterユーザーの誰もが削除ツイートを記録されるべきなはない ― 殆どの人々がTwitterを個人的に利用しており、私たちはTwitterが人々のプライバシー保護を約束していることを尊重している」とPostGhostの管理者らは書く。「しかし、Twitterは認証ユーザーと呼ばれる著名人 ― 全ユーザーの約0.05% ― のリストを持っていて、彼らが膨大な人数のフォロワーに声を届ける、巨大な即効性メガホンの機能を果たしている」

このサイトが存在したのはわずか数日間だったというのが興味深い ― 7月6日に開設されたPolitiwoopsが今も続いているのは、Twitterとのより深い暗黙の合意があるためだ。政治家や著名人を攻撃することは、合意に含まれていなかったようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook