労働時間を記録しチームメンバーで共有可能な時間管理SaaS「TimeCrowd」が2550万円調達

労働時間を記録しチームメンバーで共有可能な時間管理SaaS「TimeCrowd」が2550万円調達

労働時間を記録しチームメンバーで共有可能な時間管理SaaS「TimeCrowd」(タイムクラウド)を提供するタイムクラウドは4月14日、J-KISS型新株予約権の発行による2550万円の資金調達を発表した。引受先は、ライフタイムベンチャーズ、インキュベイトファンド、個人投資家。調達した資金は、開発費・採用費に充当する予定。

労働時間を記録しチームメンバーで共有可能な時間管理SaaS「TimeCrowd」が2550万円調達

TimeCrowdは、労働時間を記録してチームメンバーに共有することで、チーム全体の生産性を高めるためのリモートワーク対応時間管理ツール。タスクごとにかかった時間をウェブ上で簡単に記録でき、チームの「誰が」「何を」しているかをリアルタイムで把握できる。また、レポート機能・CSVダウンロード機能により時間の見える化を行い、業務効率の改善などに役立てられるとしている。

労働時間を記録しチームメンバーで共有可能な時間管理SaaS「TimeCrowd」が2550万円調達

TimeCrowdの主な機能

  • 作業時間を簡単に記録できる:任意のカテゴリーを選んでタスク名を入れるだけで、作業(タスク)ごとの時間を記録可能。ウェブブラウザー「Chrome」の拡張機能を使えばSalesforce、kintone、Chatwork、Trelloなど、あらゆるクラウドツールのデータを使って文字入力不要で打刻できる
  • リアルタイムでチームメンバーの動きがわかる:リアルタイムで打刻中のメンバーを確認できる。チームメンバーの「誰が」「何を」しているのかがリアルタイムで把握でき、効率よくコミュニケーションを取れる
  • レポート機能やエクスポート機能で時間を見える化:レポート機能やエクスポート機能によって、記録した時間を見える化可能。何に時間を使っているのかを把握することで、業務改善に役立てられる

2020年から続くコロナ禍により、働き方が変化するとともに、リモートワークが常態化し、社内コミュニケーションはオンラインが中心となっている。対面での活動が中心び営業やマーケティング、コーポレート部門も例外ではなく、オンラインの活用が必須という状況にある。

TimeCrowdによると、リモートワークで働く方は「誰が何をしているか分からない」「いま電話を回していいか分からない」といった、リアルタイムでの仕事状況がわからないといった悩みを抱えているという。またマネジメント層も、メンバーが「チーム全体の生産性が見える化できない」といった管理上の課題を抱えているそうだ。

そのような中TimeCrowdは、利用者がストレスなく業務時間を記録・共有するツールとして「TimeCrowd」を提供し、チームの生産性向上を支援するとしている。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:新型コロナウイルス(用語)資金調達(用語)TimeCrowd(企業・サービス)リモートワーク / テレワーク(用語)日本(国・地域)

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TechCrunch Japan

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