台風15号の被災地・千葉県富津市をユニオンテックが復興支援、建設職人マッチングサービス「SUSTINA」を活用

ユニオンテックは9月26日、台風15号によって被災した千葉県富津市の災害ボランティアセンターに登録済ませ、同市内での無料のブルーシート張りの作業を請け負うことを発表した。

なお、9月26日現在で富津市災害ボランティアセンターに登録を済ませている団体は以下のとおり。千葉県でも特設サイトで災害ボランティア向けの情報を公開している。

  • 一般社団法人災害復旧職人派遣協会
  • ユニオンテック
  • 東京都住宅供給公社
  • 飛鳥建設
  • 多摩ニュータウンサービス
  • 橋爪工務店
  • クライミングジャパン
  • 野村工務店
  • 丸中工務店

ユニオンテックは、クロス・床などの内装仕上げ工事を請け負う建設会社として2000年に創業。現在は創業事業である空間デザイン事業のほか、建設職人と建設現場のマッチングサービス「SUSTINA」(サスティナ)など建設系各種ネットサービスを運営する建設会社。台風15号で被災した富津市の各地域へ、SUSTINAを通じて専門技術を持つ職人の手配、屋根の工事経験を有する同社社員を現場監督者として派遣。屋根が損壊した家屋へのブルーシート敷設などの復興支援を実施するとのこと。同社はこの復興支援に合わせて特設ベージも開設している。

具体的には、SUSTINAに登録されている1万社超の全国の建設会社に復興作業を打診する。初動については、ユニオンテックで直接取引実績のある企業、オフラインでも繋がりのある企業と連携する。併せてユニオンテックが1000万円を供出し、職人へ報酬はもちろん、資材費、現地での宿泊費を負担する。ボランティア事業のため、被災者に工事代金が請求されることはない。

現地に派遣される、屋根の修理作業の経験を有するユニオンテックの現場監督者4名

テレビ各局やウェブメディア各社が報道しているように、被災地内や近隣の建設会社は需要逼迫で人手も時間も足りない状態が続いている。ユニオンテックはSUSTINAのネットワークを活用して遠方の建設職人を招聘、現地の人手不足を解消し復興支援を加速させる狙いだ。

現場に派遣される職員は写真のような腕章を付けている

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TechCrunch Japan

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