外国語学習のDuolingoがソーシャルな機能を加えてモチベーションの持続と進捗アップをねらう

College students working in group with laptop in library

今やユーザー数が1億5000万を超えているDuolingoは長年、コンピューターやスマートフォンから誰もが気軽に外国語を勉強できるサービスとして人気があった。でも、教室のような環境と違ってDuolingoで勉強することは孤独な営みだ。そこで同社は今日(米国時間12/29)、言葉を勉強する体験にソーシャルな要素を加えるDuolingo Language Clubsというオプションを導入した。

この機能はiOSAndroidの両方で使えるが、同社はこれを“ジム友だち”になぞらえる。そう、体ではなく、脳を鍛えるジムの。このクラブでユーザーは、自分の成績のニューズフィードを友だちとシェアできる。そして競争性を持たせるために、毎週のハイスコアボードがある。

Duolingoの協同ファウンダーでCEOのLuis von Ahnは、今日の発表声明でこう言っている: “言葉を勉強することは本質的にソーシャルな体験だ。言葉の勉強の大きな難関のひとつがモチベーションの維持だが、今度の新しい機能で友だちや家族と目標をシェアできれば、ユーザーは勉強の進捗がもっと早くなるだろう”。

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このソーシャルな機能は、母国語が次の言葉の人たちが今日から使える: 英語, スペイン語, ポルトガル語, フランス語, ドイツ語, イタリア語, ロシア語, オランダ語, ハンガリー語, ウクライナ語, トルコ語, 韓国語, 中国語, 日本語, ベトナム語, インドネシア語, ギリシャ語, ルーマニア語, チェコ語, ポーランド語, タイ語, そしてヒンズー語。

Duolingoがこの新しい機能を今日発表するのは、偶然ではない。数日後の1月1日には世界中の多くの人たちが、“新しい外国語をおぼえること”を新年の誓いに加えるからだ。たいがい、一週間後にはそのことを忘れてしまうのだけどね。しかも12月にはスマートフォンの新規ユーザーが(ギフトの結果として)どっと増えるから、Duolingoとしては販促の機会として絶対に無視できないのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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