太陽光飛行機「ソーラー・インパルス2」、世界一周の最終区間へと旅立つ

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今日(米国時間7/24)未明、ソーラーインパルス2が世界一周の最終経由地カイロを飛び立った。最終となる第17区間の終着地アブダビで2015年3月にスタートした旅を終える。

最終区間の予想所要時間は約48時間で、パイロットのBertrand PiccardとAndre Borschbergはその時点で計2万1748マイル(3万5000 km)を飛びこの種の航空機による初の世界一周を達成する。

もちろん、飛行機、パイロット共これまでに何度も記録を打ち立て、最長単独飛行(日本からハワイ)および大西洋横断をいずれも無燃料で達成している。

パイロットらは比較的スムーズな航行を予想しており、最終区間の操縦はPiccardが担当する。しかしBBCによると、上空の空気が高温で稀薄のためソーラー機のモーターに異常をきたす恐れがあるという。この一年、フライトは数々の遅延に見舞われ、最近では胃のむかつきによる発作で、この区間で当初予定されていた7月18日の出発が延期された。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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