太陽帆走に挑戦中のLightSail 2が見られるダッシュボード

Planetary Societyが、太陽光からの光子を帆に受けて帆走する宇宙船であるLightSail 2のミッションコントロールダッシュボードを立ち上げた。このクラウドファンディングで資金を得た宇宙船は今、その真の太陽帆走をテストするための軌道上にいる。ダッシュボードはその最新情報を提供し、それを誰もが見られて、用途が何であれ自由にダウンロードもできる。

それは、Kickstarterで100万ドルあまりを調達したLightSail 2の精神にも沿っている。このプロジェクトは人気キャスターのBill Nye(ビル・ナイ)氏が作った非営利団体が起案し、名前の終わりに「2」がつく二度目のプロトタイプがSpace Xの最新ロケットであるFalcon Heavyで打ち上げられた。

LightSail 2のミッションコントロールダッシュボードは、最近得た情報を伝えてくる。今同船は、初めての太陽帆走の展開に向けて準備中だ。データは、LightSail 2がPlanetary Societyの複数の地上局のどれかとの通信レンジに入ったときに得られるので、ときには遅れが生ずる。

そのダッシュボードを見れば、これまでのLightSail 2の宇宙滞在時間や、太陽帆走の準備や実施の現況もわかる。そのほか、バッテリー残量や宇宙船の内部温度、回転角度、姿勢制御の制御モードなども表示される。姿勢とは要するに、宇宙の中での方向のことだ。LightSail 2の現在位置を地図上に確認でき、またダッシュボードを見る人の位置によっては行うであろうオーバーヘッドパスも見られる。今後実際に帆走が始まったらそれもこのダッシュボードで見られるから、とても便利だ。

もっと情報が欲しかったら、ダッシュボードの画面下の「Download recent data」(最新データをダウンロードする)ボタンを押すと、これまで送信されたすべてのデータを得られる。大量すぎてぼくの手には負えないが、アマチュアとプロの両方を含めて、熱心な宇宙マニアや研究者にとっては素晴らしいデータだろう。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa