家庭の電力消費をリモートでコントロールするValta, Kickstarterで資金募集中

トロントのValtaは、家庭の電気〜家電製品の利用をリモートで管理するシステムのために、Kickstarterで資金を募集している。それは下図左のようなコンセントに差し込むアタッチメント(とそのためのハブ)と、iPhoneアプリと、Webアプリケーションを併用して電気の無駄な利用を監視し、また、使われていない家電製品の電源をリモートで切ることもできる。

Valtaでは、ソケットに挿入したアタッチメントがその先にある家電製品の電力消費をモニタし、無駄な使われ方を検出したらiPhoneアプリにプッシュ通知する。アタッチメントが介在している電気器具は、iPhoneアプリからリモートでoffにできる。いわゆる待機状態の電力消費も、実際には無駄なことが多いから、それらもアプリからoffにできる。

このシステムには位置対応機能があり、家を出ると電源off、帰宅したらon、という使い方もできる。電源を切り忘れた?!、という心配がなくなる。またコーヒーメーカーやホームシアターなどは、on/offのタイマー設定ができるし、複数の製品のon/off一斉コントロールもできる。また家庭の電力消費状況を、アプリ上やWeb上で時系列で見ることができる(Valtaのクラウドサーバがそのデータを提供)。

ソケットに挿入するアタッチメントたちは、ハブ(通称v-Hub)を介してインターネットに接続され、それによってValtaのクラウドサーバとユーザのiPhoneアプリを結ぶ。v-Hubは家庭のルータに接続され、最大16基のソケットアタッチメントと通信する。アプリは、公式ローンチ時にはAndroidバージョンも提供される予定だ。同社の創立チームはハードウェア開発とiOSとクラウド開発と電気工学の経験が豊富だ。だから、こんな製品を作るのはお手の物だが、創業資金として10万ドルが必要なのだ。

資金提供者はこのシステムを139ドルで予約し、vHubと3つのソケットアタッチメントを受け取る。これは、11月の予定発売時の予価よりも55ドル安い。

〔訳注(心配): Kickstarterを読んでもよく分からないが、電源on/offがいわゆるプッシュボタン方式の器具…パソコン、暖房器具など…は、コントロールできないのではないか(単純にoffすること以外は)?〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))