巧妙なハック作品Synesthesia Maskは色を匂いとして感じさせてくれる

シネシージア(synesthesia, 共感覚)は超能力として畏れられているが、その多くは、色を数として感じるなど、退屈なものが多い。でもこのDIY的ハッカー的作品では、色を匂いとして感じるから、虹を見ると果物の匂いがするかもしれない。

このシステムは、いろんな物の表面の色を読み、それに対応する香りを出力する。香りはファンでユーザの顔に到達し、さまざまな色を匂いとして感じる。以下、説明書より:

Synesthesia Maskは匂いのピクセルだ。赤、緑、青(光の三原色)のピクセルが混じりあっていろんな色になるように、このマスクはあなたが触っている物の色の赤、緑、青の量にマッチする匂いを発散する。実際には、香気マニホールドの先端にあるファンが、赤、緑、青に相当する匂いが入っている試験管から空気を送り出す。それぞれの試験管についているサーボが管の傾斜角度を調節することによって、管中の香油からの香りの排出量が加減される。そのようにして、あなたが手にしているセンサが読み取った色に含まれている、赤、緑、青の量に応じた匂いが、マスクに吹き出し、あなたの鼻に届く。

 

このシステムはIntelのEdisonボードと小さなサーボを使って、香りをユーザの顔に噴射する。色は、ユーザが手に持っているセンサが判読し、内蔵されているカメラが色の各ピクセルを匂いに換える。たとえば、赤をバラの香り、青をスミレの香りにして地下鉄の地図をスワイプしたら、花の香りの大爆発が起きるだろう。

この楽しくて簡単なプロジェクトで、あなたはミュータントになる。そして、地球という星に住む人間という愚かな生き物を、やっつけるのだ。楽しい休日プロジェクトだね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。