急速に人材採用を進めるユニコーン50社と人材流失の多いユニコーン50社

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スタートアップが従業員のレイオフを始めたという話を毎日耳にしている。それなりの割合をレイオフするという話だ。先週はMixpanel、Maker Media、SOLSの話を聞いた。

匿名希望のリクルーターから、食料雑貨を配達するInstacartが人材採用の速度を落とすために、多くのリクルーターとの契約を終了したという情報を得た。

Instacartの人事のVPであるMatt Caldwellは、委託契約のリクルーターを使った人材採用は中止し、フルタイムの従業員の採用数を減らしていると認めた。しかしそれは、会社が行っていた急速な成長を推し進める計画の影響があるからだという。Instacartのフルタイムの従業員数は2015年1月の時点で91名だったが、現在は300名に増加したという。

誰も将来の大きな転換が見越せるわけではない。グローバルにスタートアップの人材発掘を行う Trueの共同ファウンダーJosh Withersは、彼が知る限りではビジネスに変化はないという。「バーンレートは注意深く調べていますが、採用に関しての減退は見られません」。Withersは年明けに初出社した際には、多くの企業がより少ない人材で上手く立ち回るために動くのではないかと予想していたが、「休み明けに会社に来たら、プラベート・エクイティ企業やVCが投資先のスタートアップのために助けを求める連絡や他のステージの会社からの問い合わせが多数寄せられていました」と言う。

「企業が資金調達を完了し、それを有効活用するために採用を検討しているのかもしれません」と彼は見ている。「資金調達の具合によるところなので、私たちが見ているのは、マクロな市場環境を反映したものではないかもしれません。ですが、2009年のような感じはしません」。

現在何が起きているのかを完全に理解するのは難しいが、今週の初めに華麗な学位を持つデータサイエンティストと協力し、公開されているデータを詳細に調べて、以下のリストを作成した。これは、アメリカの非公開企業で、バイオテックではない「ユニコーン」企業のどこが最も採用を進めていて、どこが最も人材流出をしているかをまとめたものだ。

いくつかの企業は、どちらのリストにも載っていることに気が付くだろう。例えばInstacartは、過去2年間、各四半期ごとに平均7.8%の従業員が離職していることが分かる。もう一方のグラフでは、四半期ごとにおよそ30%近く新規従業員数が伸びている。結果的に累計の従業員数の伸び率は22%だった。(Caldwellはこの数字は低く過ぎると異議を唱えている。)

また、人材流出は企業の動向をおおまかに示すところはあるが、私たちのデータはそれがレイオフによるものか、自発的に離職したかを区別していない。

人材採用と離職はより広範な経済状況を反映している。今回このリストを作成したのはそのためだ。だが一方で、会社が経営を進める中で人材採用にブレーキをかける理由は他にも多くある。

例えば、Caldwellは昨年毎月採用していたフルタイム従業員の半数ほどの人数を今年も採用していく予定だと話す。その大きな理由は「市場に一番乗りするための開発がすでにできたから」という。Uberの場合、従業員はストックオプションを行使することができるようになったため、従業員が他のスタートアップに移る決断をすることもあるだろう。

データの算出方法:四半期の最初にいた従業員数で同じ四半期内に退社、あるいは入社した従業員数を割った。昨年の第四四半期を含めなかったのは、入社か退社した人はまたすぐに移動しないだろうと考えたからだ。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

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TechCrunch Japan

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