数学学習プラットフォームのKnowledgehookがグローバル展開に向けシリーズAで約18.4億円調達

新型コロナウイルス(COVID-19)の大流行により、何百万人もの学生がオンライン学習に切り替えている。以前、EdTechはベンチャー企業の中でやや遅れをとっていたが、現在では地球上で最もホットな分野の1つとなっている。

Knowledgehookは独自の数学学習プラットフォームで、MesoamericaのAlexandria Corp、Nelson Education、Ideal Ventures、Nicoya Ventures、英国に拠点を置くEdTechの匿名ファンドからシリーズAで1350万ポンド(約18億4000万円)を調達した。Knowledgehookは2006年にシードラウンドを行い、John Abele(ジョン・エベール)氏のNorth Point Venturesが参加している。

Knowledgehookのプラットフォームは世界中の10万校以上の学校を対象に、各生徒の数学の学習状況を追跡している。2021年には、全世界で5000万人の生徒にリーチを拡大する計画だ。同プラットフォームでは教育機関向けのライセンスの他、Netflixのような家庭用サブスクリプションも提供している。

Knowledgehookのプログラムは子供の家庭学習と学校教育を結びつけ、学習のギャップについての洞察を提供する。教師はこれを利用して、課題に関連する数学の概念を子供が理解できるようにしたり、指導を調整したり、進捗状況をモニターしたりすることができる。

Knowledgehookの共同設立者兼CEOであるTravis Ratnam(トラビス・ラトナム)氏は声明の中で、「私たちのプラットフォームはゲームではなく、子どもの学習過程に関するあらゆる視点を集め、経験と成果を周囲の人々が改善できるようにするものです」と述べている。

カナダで誕生したKnowledgehookは現在、米国とメキシコ、英国の学校をサポートしている。

カテゴリー:EdTech
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画像クレジット:Knowledgehook

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(翻訳:塚本直樹)

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TechCrunch Japan

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