新しいアクションカメラ、Hero4 Session登場―これまでで最高のGoProだ

2015-07-07-gopro4

次世代の GoProアクション・カメラが登場した。Hero4 Sessionというこのカメラは、GoProが2007年に最初のHeroが登場して以来、初のまったくの新デザインとなる。しかもデザインだけでなく、その内容もGoProを未来へ一歩進めるものだ。Hero4 Sessionは過酷な使用環境にケースなしで持ち出せる初のGoProだ。

またHero4 Sessionは3.8センチの立方体で、重さは74グラムと過去最も小さく軽いGoProだ。 この重さはiPhone 6の半分にすぎない。筐体は防水で、別売のケースを必要としない。GoProをこのサイズに縮小するために開発チームはたいへんな努力を重ねたことだろう。

ただし、このサイズにするための妥協点もある。最新のGoPro上位モデルにある4k録画機能は省かれた。またバッテリー取外しできない。それでもこの新カメラは素晴らしい。Hero4 Sessionは過去最高のGoProだと思う。

gopro-hero4-session

3年がかりの開発

GoProはHero4 Sessionの開発を3年前から始めたという。 数分触っただけでもこのカメラがGoProの未来だと確信できた。

Hero4にはライバルを大きくしのぐポイントがいくつもある。第一が、前述のとおり、本体が防水、防振仕様になっていて別売ケースを必要としない点だ。これはなんといっても大きい。これまでGoProカメラは水に飛び込んだり宙返りしたりするときにはそれぞれ専用のケースを必要とした。Sessionは10メートルまで防水だ。.

本体を防水仕様とするためにGoProは人間の耳のような構造の新しいマイクを開発した。マイクの内部に鼓膜のような膜が設けられ、水を排出する。水から出てわずか1、2秒でマイク内の水が流れ出るので、すぐに録音が再開される。また裏面にもマイクが設けられ、前面のマイクが強い風切りノイズを拾うと自動的に裏面マイクに切り替わる。

Sessionは上下を認識し、どのようにマウントしても自動的に正しい向きで録画する。

自動車の車体やドローンに吊り下げるような位置でマウントしても自動的に上が画面の上になるように録画される

たとえば自動車の車体やドローンに吊り下げるような位置でマウントしても自動的に上が画面の上になるように録画される。

Sessionはバッテリー交換ができないため、省電力にも注意が払われている。これまでのGoProには電源ボタンと録画ボタンがあり、電源ボタンが押されると待機モードで電力を消費していた、Sessionには両者を兼ねる1つのボタンだけが設けられ、押すと録画開始され、もう一度押すと停止する。

Sessionの上部には液晶スクリーンが備えらているが、筐体のサイズに比例して非常に小さい。カメラのモード、バッテリー充電量、接続状態だけが表示される。しかしトップマウントはこれまでのGoProのようなフロントマウントよりずっと便利だ。ただし、設定などの操作は本体単独ではできず、スマートフォンを接続して専用アプリから行う。

The GoPro Hero4 Session mounted to The Strap, GoPro's latest mount designed to work with the Session and all other GoPro cameras.

トップマウントはこれまでのGoProのようなフロントマウントよりずっと便利だ

1歩後退、2歩前進

Hero4 Sessionの筐体は強化ゴムで覆われ、いかにも頑丈そうだ。登山中に落として転がっても平気だろう。ボタンは一つだけになり操作は非常に簡単になった。以前のGoProは操作を間違いやすかった。私のGoProビデオは意図せずして自画撮りから始まっているものが多い。間違ったボタンを押してしまったせいだが、赤丸ではっきりマークされたボタンが一つだけのSessionならそういうことはない。

ビデオの画質は他のGoProカメラに劣らない。500ドルのHero4 Blackにある4Kやスローモーション録画機能は備えていない。4KはなくてもいいがフルHDのスローモーションがないのは惜しい。Sessionのフレームレートは1080pで毎秒60コマが最高だ。4Kなしでも1440p30コマまたは1080pで60コマは十分な画質を提供する。

液晶画面が縮小され、設定はスマートフォンからとなった

Sessionは小型化の代償として本体での設定はできなくなった。ユーザーはスマートフォンに接続するかGoProのワイヤレス・リモコンを利用することになる。これまでのGoProの液晶画面での設定よりスマートフォンの広い画面から専用アプリで設定するほうがずっと楽だ。

gopro-hero4

GoProシリーズ中でSessionは買いだ

当初、GoProにはたった一つの製品しかなかった。Sessionの登場でGoProのカメラのラインナップは5種類になる。シリーズ中では上位モデルで、液晶を備えたHero4 Silverと同価格、4kとハイスピード撮影機能を備えたフラグシップのHero4 Blackより100ドル安いだけだ。

Sessionには2種類のマウント・フレーム、2種類のマウント、改良され小型化されたマウント・バックルが付属する。

GoProシリーズの中でSessionは買いだ。超小型化され画質は十分、しかも非常に重要な点だが、これまでのどのGoProより操作しやすい。400ドルという価格が多少のネックになるが、Hero4 Sessionは間違いなくGoProの未来を開くカメラだ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。