新しいGoogleマップがさらに進化中―複数目的地のサポートを再開、フライト、イベント情報と連携

現在Googleマップは大規模なアップデート中だ。まだベータ段階だが、フルスクリーン・モードや公共交通機関との連携の拡充など重要な機能が追加されている。

その一方で新しいベータ版で失くなってしまった機能もある。その機能を長年使っていた私のような人間からするとまったく残念なことだ。失くなってしまった(そして私が残念がっていた)機能の一つがナビゲーションにおける複数目的地のサポートだ。

ありがたいことに、その機能が戻ってきた。新しい目的地を追加するにはルート検索窓を開き、現在の目的地の下に表示されるプラス(+)アイコンをクリックする。入力がすんだら目的地の左側のアイコンをつかんでドラグして順序を自由に入れ替えることができる。

新しいGoolgeマップをテストするにはこのページを訪問して、「使ってみる」をクリックすればよい。ただし多少のバグとCPUパワーの大食いは覚悟しなくてはならない(もっともローンチ当初にくれべればリソースの消費はかなり軽減された。安定版のGoogleマップでは複数目的地のサポートはずっと維持されている)。

一方、新しいGoogleマップは異母兄弟ともいうべきGoogle Nowからいくつかの機能をを取り入れている。

Googleがユーザーのフライト情報、レストランの予約情報を持っている場合、そのデータがマップに反映される。サンフランシスコ国際空港を検索するとユーザーのフライト情報の詳細がドロップダウン・リストで表示される。実のところ空港の場所を検索する前にフライト情報が自動的に表示されたらもっと便利だろう。しかしこの機能は、タクシーの運転手に「ターミナルは?」と尋ねられたときにどの航空会社だかすっかり忘れていた、などというピンチを救ってくれることは確かだ。

また新しいマップには、その地区、ないし施設で近く開催されるイベントも表示されるようになった。音楽会場を検索すると付近の会場とそこで近日開催予定のコンサートの一覧が表示される。特定の施設、たとえばOakland Coliseum(アスレティクスのホーム球場のお隣だ!)を検索すると向こう数週間そこで開かれるコンサートやショーの予定が表示される〔たとえば今日開催されるPinkのショーをクリックするとVividseatsのサイトにジャンプし、オンラインでチケットが購入できる〕。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


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TechCrunch Japan

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