新元号「令和」対応、マイクロソフトは更新プログラムで利用可能に

西暦645年に始まった大化から248番目となる新元号「令和」(れいわ)が発表された。典拠は、中国の古典ではなく、日本最古の和歌集である万葉集。具体的には、万葉集の巻五、梅花(うめのはな)の歌三十二首并せて序に含まれる以下の和歌から令和が決定した。

  • 引用文
    初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香
  • 書き下し文
    初春の令月にして、気淑(きよ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す

5月1日からの使用開始となるが、マイクロソフトでは新元号について、Azure、Dynamics、.NET Framework、Office、Windowsなどの対応方法を公開している。

  • Azure
    オペレーティング システムとフレームワークの新元号サポート用の更新プログラムによって対応。
  • Dynamics
    ほかの重要なDynamicsアップデートと同様の方法で提供。
  • .NET Framework
    Microsoft .NET Framework 3.5 以降のバージョンで、「マンスリー ロールアップ リリース」で更新プログラムを発行予定。
  • Office
    「マンスリー ロールアップ リリース」で更新プログラムを配布する予定。
  • Windows
    更新プログラムで対応。スタンドアロンパッケージとして提供する予定はなし。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。