新登場の第3世代iPad Airと第5世代iPad miniはTouch IDとLightningポートを搭載

アップルのiPadのラインアップが新しくなり、プレスリリースが発表された。同社は(ようやく)iPad miniをアップデートし、新しいiPad Airを追加した。新しいiPad Airはエントリーレベルの9.7インチのiPadと11インチiPad Proの間に位置することになる。

現行のモデルはすべてApple Pencilに対応しているが、Apple Pencilを購入する際にはiPadのモデルをしっかりと確認する必要がある。3月18日に発売されたiPadでは、Apple Pencil(第1世代)を使用する。マグネットで充電とペアリングをするApple Pencil(第2世代)ではない。

では新しいiPadを見ていこう。まずは3年半アップデートされていなかったiPad mini。スマートフォンが大型化している昨今、アップルはiPad miniをやめるのだと多くの人が思っていた。しかしiPad miniは驚きの復活を遂げた。

外観は以前の2015年モデルと変わらない。しかしデバイスの中身はすべてがアップデートされている。A12チップ(iPhone Xsのために設計されたSoC)を搭載し、7.9インチディスプレイは25%明るく、色域が広く、True Toneに対応している。そしてApple Pencilが使える。

iPad Proとは異なり、iPad miniには引き続き指紋を読み取るTouch IDセンサー、Lightningコネクタ、ヘッドフォンジャックがある。64GBのWi-Fiモデルは45,800円で、すでに販売が開始されている。256GBモデルやWi-Fi + Cellularモデルも選択できる。カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールド。

次はiPad Air。おなじみの名前だが、iPadのラインアップの中では新しいデバイスとなる。昨年10月、アップルは新しいiPad Proを発売した際にこのセグメントの価格を引き上げた。

新しいiPad Airは11インチiPad Proより安く、外観はこれまでにあった10.5インチiPad Proと似ている。混乱しそうだ。iPad AirにはA12チップが搭載されていて、これはA10Xだった前の世代のiPad Proよりも大幅なアップデートと言える。iPad AirではSmart Keyboardを利用できる。

iPad Airは64GBのWi-Fiモデルで54,800円。256GBモデルやWi-Fi + Cellularモデルも選択できる。カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールド。

9.7インチのiPad(37,800円〜)は、今回はアップデートされていない。このモデルにはA10チップが搭載され、ストレージは32GBまたは128GB。ディスプレイはTrue Toneテクノロジーと広色域には対応していない。

(US版の記事を翻訳していますが、価格等は日本の情報を記載しています)

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(翻訳:Kaori Koyama)