新Mac Proは12月に出荷 最大8TBのストレージを選択可能

Apple(アップル)は米国時間11月13日、 Mac ProとPro Display XDRを12月にリリースすると発表した。このマシンは今年に発表されていたが、具体的な発売時期は決まっていなかった。

以前発表された仕様に加えて、アップルは最大8TBのSSDをMac Proにて選択できると発表した。AppleのPro Workflowチームはプロの要望とニーズについてフィードバックの調査を続けており、またMac Proが8K Pro Resの動画を6月時点の3本から、最大6本を扱えるようになったと述べている。

同社によると、BlackmagicにはSDIから8Kへのコンバート機能があり、現地やスタジオでシリアルデジタルインターフェイスのワークフローを利用した制作に取り組めるという。これはアップルがMac Proに対応したリファレンスモニターを発表した後、何度か聞いた質問だ。これにより、既存のワークフローを使用する多くのオンセットアプリケーションでの利用が可能になる。

我々は、SDIコンバーターボックスや、Final Cut Proのようなアプリケーションが動作するMac Proを見学したが、プロ向けワークフローにおいても極めて印象的だった。あるデモではレンダリング前の状態で、アニメーションとカラーコーディングによる6本の8K Pro Resストリームがリアルタイムで動作していた。実に素晴らしい。なお、そのハードウェアも非常に高価だ。Pro Display XDRのVESAマウントでさえ、ほとんどのコンピューターよりも精巧にデザインされているようだ。

新しいMac Proの基本構成は5999ドル(約65万円)からで、32GBのメモリー、256GBのSSD、 Radeon Pro 570Xのビデオカードを搭載している。さらに、アップルが同時に発売する32インチのリファレンス品質モニタことPro Display XDRは4999ドル(約54万円)から販売される。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

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