新MacBook Proのファンクションキーを代替するミニ・スクリーンはMagic Toolbarと呼ばれるらしい

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Appleの新しいMacBook Proの詳細が次第に明らかになってきた。 従来のモデルとの最大の違いはなんといってOLEDのミニ・スクリーンだろう。これはキーボード上部に設置されてファンクションキーを置き換えるものだ。このミニ・スクリーンはMagic Toolbarと呼ばれるらしい。

ちょうど1週間後にAppleはRetina搭載MacBook Proの後継モデルを発表するはずだ。Trademark Ninjaがこの新機能について調査を始めたのもおそらくそのためだろう。どうやらAppleが‘Magic Toolbar’という商標を所有しているのは間違いならしい。論理的に考えて、この商標は噂のミニ・ディスプレイの名称としてぴったりだ。

MacBook Proのミニ・スクリーン搭載の可能性については8月にわれわれも報じている。 他の記事の多くもAppleはMacBook Proに第2のミニ・スクリーンをキーボード上部に装備すると予想している。Appleはノートパソコンのメインのディスプレイにはタッチス機能を採用していない。しかしキーボード側に設けられるこのリボン状のタッチパネルはファンクションキーを代替するだけでなく利用中のアプリに合わせて多様なショートカット機能を提供できる。

Appleが具体的にどような機能を持たせるのかはまだ誰も知らない。ミニ・スクリーンにどのような機能を配置するかは、個別のアプリについてはデベロッパーの考え次第だ。しかしメディアキー、明るさ調整のようなシステム・ファンクションについてはどうだろうか? システムからの通知をミニ・スクリーンに表示することも考えられる。

Magic Toolbarという商標を世界で登録しているのはどこからともなく現れた新しい企業なので、その背後にいるのはAppleだと証明することはできない。ただしこの会社の業務を処理している複数の弁護士はAirPodsの商標も扱っている。できすぎた偶然だ。

Magic Toolbarという名称は―明らかに―アプリを開いたときにスクリーンに表示されるアイコンやボタンを表示するツールバーとして使われることを推測させる。

KGI SecuritiesのApple情報に通じたアナリスト、Ming-Chi Kuo(郭明錤)は去る5月に新しいハードウェアについて新しい情報を明かしている。その中で、13インチ、15インチ共にMacBook Proは従来より軽く、薄くなるだろうとしていた。 プロセッサーは最新のIntel Skylakeが搭載され、パフォーマンス、バッテリー駆動時間ともに改善されるはずだという。

Trademark Ninjaによれば、Appleは新しいMacBook Proで“Smart Button”という名称も使うという。これは従来のTouch IDセンサーの新しい名称のようだ。ただしiOSデバイスののようにホームボタンとして利用されるわけではない〔ので別名称が使われる〕ようだ。

Ming-Chi Kuoの予言どおり、AppleはMacBook Proをさらに薄くする。現行のMacBook Proを見るとUSBとMagSafeのポートが厚みのボトルネックとなっているのが分かる。これらのポートをすべてUSB Type-Cに置き換えれば筐体を薄くする余地は出そうだ。Appleが多数のUSB Type-Cポートを容易してくれることを願う。1つだけというのは不便だ。

Next Webから

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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TechCrunch Japan

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