旅行で余った外貨などを電子マネーに変換できるポケットチェンジ、JR東日本スタートアップと資本業務提携

日本円および外貨などを電子マネーに換金するポケットチェンジは3月27日、JR東日本グループのスタートアップ支援企業であるJR東日本スタートアップと資本業務提携を結んだと発表した。

ポケットチェンジは2018年に開かれたJR東日本スタートアップの「アクセラレーションコース」採択企業の1つ。同社のサービスは、外国通過や日本円を電子マネーに交換できるキオスク型端末「ポケットチェンジ」と、独自電子マネーの発行・管理ができるモバイル決済プラットフォーム「ポケペイ(ポケットチェンジPAY)」の2つ。

ポケットチェンジでは、外国旅行などで余った通貨や日本円をSuicaなどの電子マネーや、各種ギフトコード・クーポンなどに両替することができる。また、ポケペイでは地域活性化などのために独自の電子マネーを発行することが可能。実際に、宮城県塩竈市では市内の加盟店約30箇所で使用できる「竈コイン」などが発行されている。同コインは、ポケットチェンジでSuicaに変換することも可能だ。

JR東日本スタートアップは今回の資本業務提携について、「すでに、(上記2社と)インアウトバウンド仙台・松島を加えた3社で、宮城県の塩竈市内における実証実験も実施中ですが今回、より開発を推進し、今後他の自治体での実験を検討していくため、資本業務提携に至りました」とコメントしている。

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TechCrunch Japan

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