日本で大人気のFantasicalがバージョンアップ、カレンダー上のアポイント管理がさらに便利に

Fantasticalの熱狂的なファンのみなさま、お喜び下され! カレンダーにアポイントメントを記入できるこのアプリケーションは、Macのメニューバーの上のボタンをクリックして、ふつうの文章で”Eat pork with Alex at 5pm on Wednesday”(水曜日の午後5時にAlexと豚焼き肉を食べる)とタイプするだけでカレンダーに載ってしまう、というすぐれものだが、このたびシステム…自然言語処理の部分…が大幅に改良されて、より高度なリクエスト”Eat pork with Alex every Tuesday”(毎週火曜日にAlexと豚焼き肉を食べる)とか、リマインダーの”Remind me to eat pork with Alex when I get home”(帰宅したときAlexと豚焼き肉を食べることを思い出させてくれ)などにも対応できるようになった。またユーザは、今後のアポイントメントのすべてをざっと一望できるようになった。

作者のMichael Simmonsは語る: “Fantasticalを始めたときはカレンダーを良くしたいと思った。今度のFantastical 2では、Fantasticalを良くすることに努めた”。

デザインも一新され、全アポイント一望画面とともに、iCalよりも情報密度の高いカレンダー画面が提供される。Simmonsがとくに自慢したいのは、日本語対応の実装で、日本語で入力した文章も、同アプリケーションの自然言語処理で正しく理解される。だから日本語でも、簡単にアポイントを記入できる。


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Fantasicalの核心的な機能は、ユーザが文章で書いたアポイントの構文解析だ。入力の中に、「何を」と「いつ」という情報さえあればよい。アプリケーションは文章の各部を解析して、結果をカレンダーの欄に入れる。そのワザを見てると、楽しい。今度のアップデートでは、すべてのアポイントを一覧できる色分けされたカレンダーと、複数のカレンダーがサポートされた。リマインダーは位置を指定できるし、また、複数のカレンダーのうち、今いる位置と関係のないアポイントカレンダーは隠してくれる。

アプリケーション(Mac用)のお値段は1-4つが単価4000円、5-9つが3600円、10以上の大量一括購入が単価3200円だ。ここで買える(日本語ストア)。

Fantasticalは、今やMailboxやSunriseやOutlook for iOSなどで一般的になった自動的な個人情報管理の、さきがけとなったアプリケーションだ。このアプリケーションは細部にひたすら目を向けて、ユーザが必要とするものを、必要とするときに、拾い上げる。それがデスクトップでもモバイルでも変わらない。Simmonsによるとこのアプリケーションはとくに日本で人気があり、もともと日本では、こういう“秘書タイプの”アプリケーションが広く使われているのだ。さて、Alexが塩豚を好きだといいんだけど…。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa