最大15秒の短尺動画を投稿し気の合う人と出会える、Z世代向けソーシャルマッチングアプリ「mow」がリリース

最大15秒の短尺動画を投稿し気の合う人と出会える、Z世代向けソーシャルマッチングアプリ「mow」がリリース

Vチューバーのマネジメント事業を行うV Chuu(ブイチュー)は8月23日、動画を使ったソーシャルマッチングアプリ「mow」(モウ。iOS版)を8月2日にリリースしたと発表した。主にZ世代に向けたアプリで、TikTok・Instagramのストーリー機能やリールズ機能のような感覚で相手を探すことができるという。男女の出会いだけでなく、「同じ趣味を持った友人」「気の合う友人」も探せることを意図しているため、あえて「ソーシャルマッチング」としている。現在mowは、有料会員機能を無料提供している。

最大15秒の短尺動画を投稿し気の合う人と出会える、Z世代向けソーシャルマッチングアプリ「mow」がリリース

V Chuuによると、SNSアプリはすでに数多く存在するものの「声をかける」という行為を前提として作られていないため、フォローはしてもそこからの声かけのハードルが非常に高いと考えているという。一方mowでは、従来からの「マッチングアプリ」の前提で自分の動画をアップロードしたり、相手がアップロードした動画にリアクション(=いいね)を送ることができ、マッチングすればそこからの会話のスタートは非常にスムーズとしている。

またV Chuuは、ソーシャルメディアとしての責任にも重点を置いている(インターネット異性紹介事業届出済み)。たとえば、インターネット異性紹介事業では公的証書による年齢確認が義務づけられているが、それらデータを確認後にすぐに削除している(mowは、18歳未満は利用不可)。通報やブロック機能もリリース当初から備え、利用規約に反する行為や投稿などをパトロールで見張っている。違反者があれば、即刻アカウントを停止するという。

2020年1月設立のV Chuuは、主要メンバーのほとんどがZ世代という若い企業。メンバーは、既存マッチングアプリに対して、「テキストと加工された写真だけでは人柄が分かりにくい」「実際に会ってみると想像と違った」といった不満を抱えていた。そこで、動画投稿に抵抗のないZ世代ならではの発想として、情報量が多く「ありのままを映し出す」動画を使ったマッチングサービスを思いついた。また、「男性が有料・女性が無料」「性別を男性もしくは女性のみしか選べない」という一般的なマッチングアプリに違和感を覚えていたことから、ジェンダー的に自由なアプリを目指した。

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今後は、mowのブランドコンセプトにあったインフルエンサーを起用したプロモーションを展開してゆくという。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。