服を着たままAI身体推定採寸を行える「Bodygram」が健康保険組合向け健康増進アプリに採用

服を着たままAI身体推定採寸を行える「Bodygram」が健康保険組合向け健康増進アプリに採用

Bodygram Japan(ボディグラム・ジャパン)は4月16日、QOLead(キュオリード)提供の健康増進アプリ「QOLism」(キュオリズム)において、BodygramのAI採寸テクノロジーが採用されたと発表した。

第一生命保険およびQOLeadは、健康保険組合向けに保健事業の効率化と医療費抑制を支援するサービスとして「Healstep」(ヘルステップ)を提供している。AIを通じ将来の疾病リスクと将来医療費予測を可視化するとともに対応方針を策定し、保健指導サービス事業者とのマッチングや継続的なフォロー、施策の評価・改善の提案までをワンパッケージでサポートするというものだ。

QOLismは、この中で「健康増進アプリ」として位置付けられており、ユーザーの身体データや登録情報を基に食事の管理や運動メニューのレコメンドなど、健康維持に関わる様々な生活習慣改善サポートを包括的に行う。QOLismを日常的に利用することで、健康的な生活習慣が自然と身に付くとしている。

服を着たままAI身体推定採寸を行える「Bodygram」が健康保険組合向け健康増進アプリに採用

同アプリにおいてBodygramは、独自の高精度AI推定採寸技術を提供。身体サイズを把握する機能として、スマートフォンで撮影した2枚の写真を用いた全身25カ所の推定採寸が可能だ。これによりユーザーは、自身の身体サイズ記録から身体の状態を把握できるとしている。

服を着たままAI身体推定採寸を行える「Bodygram」が健康保険組合向け健康増進アプリに採用

Bodygram Japanでは、今回の技術提供を皮切りにヘルスケア分野の中でも特にデータ観点で人々の健康状態を分析し、改善に役立てるデータヘルスの領域においてサービス展開を強化していきたいという。また、こうしたデータヘルス領域での展開は、昨今コロナ禍で市場の注目度が増している遠隔医療においても、患者と医師の密な連携が必要になる中、Bodygramの技術によって自分自身で体の状態・変化をモニタリングをすることを習慣化することで、予防医学としても活用の幅が広がるとしている。

Bodygramは、AIの学習機能を駆使し身体サイズを推定する先進技術を開発。年齢・身長・体重・性別を入力し、服を着たまま、スマートフォンで正面と側面の2枚の写真を撮影するだけで被写体のボディラインを自動で検出し、腹囲・肩幅・手足の長さなど全身25か所の推定採寸が可能になる。

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カテゴリー:ヘルステック
タグ:Bodygram Japan日本(国・地域)

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TechCrunch Japan

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