法人カードPaildを手がけるHandiiが後払い機能の2022年5月頃リリースを発表、優先枠の登録受付を開始

法人カードPaildを手がけるHandiiが後払い機能の2022年5月リリースを発表、優先枠の登録受付を開始

法人カードのクラウド型発行・管理サービス「paild」(ペイルド)を提供するHandiiは3月1日、事前入金が不要となる(口座振替を実施)、後払い機能(クレジット支払い機能)を発表した。リリース予定は2022年5月頃。また「paild後払いに事前登録する」において、本日より優先枠の登録受付を開始している。

同機能の追加により、事前の入金なしに決済を行えるようになる。引き続き前払いを行うことにより、与信枠を超えた決済も可能。与信枠に関しては、デジタル情報を活用し、従来型の法人クレジットカードと比較して、最大10倍前後の与信枠を設定する予定だ。

同社CEOの柳志明氏によると、与信枠の設定と前払い残高を組み合わせた決済手段の提供により、中小企業が十分なカード決済ができない状態から解放し、法人カードの導入を通じた業務プロセスの改善を推進する戦略であるとのこと。paildでは、管理画面上から何枚でも即時に法人カードを発行できる機能を提供しており、従業員の経費精算の削減や部署の支出の見える化で効果を発揮しているという。

法人カードPaildを手がけるHandiiが後払い機能の2022年5月リリースを発表、優先枠の登録受付を開始

管理画面サンプル

paildは、無料登録から最短30分でVisaで使える法人カードを発行し、使うことができるサービスとして、2019年8月から提供を開始。サービス初期設定費用・年会費・バーチャルカードの発行手数料は全て無料。リアルカードの発行手数料は有料(税込1650円)だが、現在2022年4月末までの期間限定で、無料(0円)で発行可能とのこと。

2021年には、会計連携やSaaS管理機能といった会計業務の円滑化・効率化に向けた多くの機能をリリース。2022年に入って、カード業界ではまだ珍しい番号が券面に記載されていないナンバーレスリアルカードを発表したほか、ICチップ対応、Visaタッチ決済導入、3Dセキュア(本人認証)などに対応し、セキュリティの向上に向けた開発を進めている。

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TechCrunch Japan

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