浸透性人種差別と戦う

WASHINGTON SQUARE PARK, NEW YORK, UNITED STATES - 2016/06/20: People's Monday Black Lives Matter NYC march - Janisha Fonville 20 year old Black Lesbian shot inside her apartment following an argument with her girlfriend, Korneisha Banks by Officer Holzhauer in Charlotte, NC. (Photo by Erik McGregor/Pacific Press/LightRocket via Getty Images)

IT業界の多様性と受容性に関する議論は消えていない。少なくとも私の目からは。今日(米国時間7/7)私は、Slackのエンジニア、Erica Bakerおよび元RedditのElle Paoと、多様性を推進する非営利団体、Project Include、および米国に存在する浸透性人種差別について話した

ここ数日の間に、アメリカで2人の黒人が警察に殺された。Alton SterlingPhilando Castileだ。2つの殺人で浮き彫りになった〈浸透性人種差別〉は、多様性、受容性の基盤に関わる。よって、IT業界における多様性と受容性について話す時、われわれの社会全体で人種について何が起きているかを話さないわけにはいかない。

「黒人の殺人が話題になると、必ず意見が二分される」とBakerは私に言った。「黒人やその仲間たちは、殺人について、それがわれわれの社会に何を意味し、有色人、黒人にとって何を意味するかについて語り始める。一方で、他のITコミュニティーの人々は、くだらない、無意味な話題について話している。これではいけない。われわれは、そんな人々に気付かせる方法を見つける必要があるが、それがどんなものか私にはわからない。

同時に、TwitterやFacebookといったソーシャルプラットフォームで起きている恐ろしい出来事にまつわる多くの議論がある。

「そこから生まれるトラフィックは企業にとって重要だが、自分の会社の中でその問題に対応する方法を彼らは知らない」とPaoは言った。「プラットフォームで起きているのと同じことが、彼らの会社でも起きているのに」。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。