消えてしまうツイートにサヨナラ、Twitterがウェブ版で新しいツイートの自動読み込みを廃止

Twitter(ツイッター)はウェブ(ブラウザ)版プラットフォームを更新し、ユーザーが新しいツイートを見る方法を変更した。これにより、Twitterはウェブ上のタイムラインを自動的に更新しなくなり、ユーザーが新しいツイートを読み込むタイミングを決めることができる機能が搭載される。Twitterは、これまでユーザーのタイムラインが自動的に更新されると、読んでいたツイートが途中で消えてしまうことがよくあったと認めていた。今回の変更により、ユーザーは自分のタイムラインの上部にあるツイートカウンターバーをクリックすることで、好きな時に新しいツイートを読み込むことができるようになる。

Twitterは9月に、ユーザーがツイートを読んでいる間に消えてしまわないように、ツイートの表示方法を変更すると発表した。なお、TwitterのiOS / Androidアプリでは、ユーザーがアプリを開いたとき自動的にタイムラインは更新されない。その代わり、ユーザーはナビゲーションバーのハイライトされたホームボタンをクリックして、新しいツイートを読み込むことができる。

また、Twitterは最近、2021年初めにモバイルでフルサイズの画像プレビューを導入した後、ウェブでの画像プレビューも自動的にトリミングしないと発表した。ウェブ版のTwitterではこれから、画像はトリミングされることなくフルサイズで表示される。これによりタイムラインに表示される画像の大きさを心配する必要はなくなり、撮影時と同じように表示されることになる。

これらの微調整は、Twitterが自社のプラットフォームを強化し、サービスをより利用しやすくするために行っているものだ。最近では、ユーザーが自分のSpacesへのダイレクトリンクを共有することで、他のユーザーがTwitterにログインすることなく、ウェブ上でライブオーディオセッションを聴くことができる機能を提供している。また、今年初めにカナダとオーストラリアで開始したプレミアムサブスクリプションサービス「Twitter Blue」を、同社は米国時間11月9日に米国とニュージーランドでも提供開始した。

画像クレジット:Bryce Durbin / TechCrunch

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(文:Aisha Malik、翻訳:Dragonfly)

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TechCrunch Japan

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