物流管理のハブを目指すShipwellが約38億円を調達

トラック物流管理プラットフォームのShipwellが3500万ドル(約38億円)を調達した。サービスのラインアップを増やし、物流管理のフルサービスハブを目指す。

Georgian Partnersがリードしたラウンドは、Shipwellが荷物の追跡管理ツールを拡張し、FedExの小包配送サービスと統合したタイミングで行われた。CEOの Gregory Price(グレゴリー・プライス)氏によると、今後数カ月で海上輸送への進出も計画している。

オースティン拠点の同社は、物流サービスのユニコーンであるFlexportなど複数のサービスプロバイダーと提携しているものの、本業は荷主と運送会社をオンラインでつなぐマーケットプレイスおよび貨物の管理ツールの提供だ。Amazonを大成功に導いた独自の物流管理ツールキットを小売業者に売り込んでいるところだ。

最後の資金調達は1年前だった。それ以来、Shipwellは複数の地域にまたがるサプライチェーンを擁して、月間4000件を超える顧客にサービスを提供するまでに成長した。現在、カナダ、メキシコ、ヨーロッパ全体で事業を展開している。

調達した資金により、同社はシカゴに新しいオフィスを、またオースティンで2番目の拠点を開設する。

同社はまた、トラック以外の輸送手段の物流も管理できる新しいAPIを発表した。プライス氏によると、現在約20社がベータテスト行っており、11月には公開の予定だ。

画像クレジット:Thatree Thitivongvaroon

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。