現実逃避のための枕, オストリッチピロー

ホリデイシーズン(11/29~暮れ)は旅行のシーズンでもある。そこで今回はみなさまに、あなたが駝鳥(だちょう)になれるプロダクトをご紹介しよう*。〔*: 駝鳥は外敵から身を守るために頭だけ砂に突っ込んで全身を隠したと思い込む。〕

製品名は、オストリッチピロー(Ostrich pillow, 駝鳥枕)と言う。

この、巧妙に作られている小さな枕を頭にかぶると、鼻と口だけが露出した状態になる(下のビデオ)。ふつうの枕のように首を支持する機能はあまりないけど、うつむいて頭を下げて、両手を上部の穴に突っ込むと、デスクワークをしながらすてきな仮眠をとれる。

お値段は75ドル〔日本のecショップで6980円〕だから、枕にしては高い。私は昨年ドイツへ行く前に、さんざん選んで最良の(と思われる)ネックピロー(飛行機の座席で眠るため)を買ったけど、それは50ドルだった。

でも、このオストリッチピローは、よく旅をする人や、仕事中の仮眠が許されている人には向いている。そういう企業はだいたい仮眠室があるけど、オストリッチピローはまわりの暗さと静けさが簡単に得られるから、今仕事をしている場所と姿勢で、椅子に座ったまま、簡単に仮眠をとりたい人には、こっちの方が良さそうだ。

本誌のライターJohn Biggsは、まわりが見えないのと、首の支持がないからだめだという。いずれにしても彼は、どんな枕も正しく使えない人だけどね。

私は、この枕は、正しい状況で使えばとても良いと思う。徹夜の途中などで効率回復のためにちょこっと仮眠したい人などには、最適だろう。

参考ページ。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))