発行ライセンス数7万3000件超、こどもパソコンIchigoJam用OS「IchigoJam Basic」のバージョン1.5がリリース

子ども向けのワンボードコンピューター「IchigoJam」(イチゴジャム)のランセンス販売を行うB.Inc(ビーインク)は12月22日、IchigoJamのプログラミング学習用OS「IchigoJam Basic」のバージョン1.5をリリースした。RISC-Vチップを搭載したIchigoJamに対応し、Chromebookと連携して制御・計測・ネットワークの学習も行える。

IchigoJam Basicは、LEDの点灯などの初歩のプログラミングからゲームの制作まで、1時間程度のワークショップで習得できるプログラミング学習用のOS。現在、福井県鯖江市のすべての小中学校に採用されるなど、様々な教育現場で活用されている。2021年12月時点での発行ライセンス数は7万3000件を超える。

IchigoJamのコア部分だけを取り出して超小型化したワンボードコンピューター「IchigoDake」(イチゴダケ)の、文部科学省GIGAスクール構想に対応した機種「GIGA IchigoDake」(プログラミングクラブネットワークが販売)にも採用されている。

バージョン1.5の変更点

  • RISC-Vチップ(GigaDevice製GD32VF103CBT6)に対応
  • USBキーボードに対応
  • 保存できるプログラム数が増加(4→15ファイル)
  • すべてのIN ポート(4個)がANA入力に対応
  • すべてのOUTポート(6個)がPWM出力に対応
  • DAC出力に対応

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TechCrunch Japan

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