皆が幸せなホリデーにちょっとイラっときたので、サムスンのCMにケチをつけてみた

今年は「本年度の最悪広告」候補がないのではないかと危惧していたところ、サムスンがぎりぎりでエントリーしてくれたようだ。

サムスンの意識としては「クリスマスプレゼント」(ついこちらと比較したくなる)のつもりなのかもしれないが、少々的外れなのではなかろうか。

しばしば巨匠の制作する映画には謎めいた部分が残る。サムスンのCMビデオを見て感じる違和感も、それと類似のものなのかもしれない。ともかくビデオを見て、そしていろんな人が感じた疑問点について考えてみて欲しい。

0:15 – 「クールなものを見てみたいかい?」などと、見知らぬ人に言われれば、普通は「結構です」と言うものなのではなかろうか。

0:28 – 誰か死んだのではなかろうか。きっと誰か死んだのではないかと思うのだ。

0:32 – 「こんにちは、素敵なお嬢さん」などという言葉がまだ生きているのだと感動する。

0:55 – 「君はとても素敵だね。ほんの15秒前に会ったんだけど、ぼくは君の写真を64枚も撮ったんだよ」。

1:14 – なぜわざわざ混みあったクラブで自分のビデオを見ているんだろう。

1:51 – 電話をかける必要があるんだろうか。たった今まで同じフレーム内にいたもの同士だ。二人ともちょっとオカシイ人なのか。

2:12 – 「この音楽はどこから?」「俺のスマートフォンが奏でているのさ」。さて、この野郎が20フィートも離れたところにスマートフォンを置いておいた理由はなんだろう。

2:20 – 何を勝ち誇っているんだか。

利用シーンをまじめに提示しているのではなく、あくまでシャレのつもりのなのだろうと信じたい。

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(翻訳:Maeda, H


投稿者:

TechCrunch Japan

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