目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH」を手がけるグラフが2000万円の資金調達と正式ローンチ発表

目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH」を手がけるグラフが2000万円の資金調達と正式ローンチ発表

グラフは10月15日、Coral Capitalおよび日本政策金融公庫から2000万円の資金調達を実施したと発表した。また、目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH」(グラフ)を9月末に正式ローンチしたことを明らかにした。調達した資金は、GRAPHの新機能開発および人材採用への投資にあてる。

GRAPHは、営業組織の営業予実管理を「誰でも、すぐ、簡単に」実現できるツール。既存の導入ツールやリテラシーにかかわらず、導入初月から適切な営業予実管理やその先の目標達成を支援するという。

GRAPHの特徴

  • 導入初月からデータを見える化:GRAPHは導入初日から運用開始可能。また日々の入力は、数値のみで10項目程度となっており、営業担当者1人あたり1日2~3分の入力時間で、予実管理に必要十分なデータを管理可能
  • 適切な予実管理を実現するダッシュボード:GRAPHは、洗練されたビジネスチームのダッシュボードをプリセットしているという。営業日数に応じた独自の目標進捗率を管理し、最小限のデータ入力で蓋然性の高い予実管理が可能
  • 富なナレッジで安心のサポート:多業態での営業管理経験をもつエキスパートが導入から活用定着までを支援。営業マネジメントのエキスパート不在の組織においても、ツール・コンサルティングの両軸で支援する

同社は、追加予定の機能として「ビッグデータを活用した営業マネジメント支援」「アワード機能」「他社CRM連携」を挙げている。営業マネジメント支援では、蓄積されたデータの分析や、データに基づいた営業施策の提案をGRAPHが行うという。アワード機能では、GRAPHの実績データを基にメンバーを表彰。「当月売上No.1」「成長率No.1」など多種多様なアワードを設定し、トップ層に限らず幅広いメンバーのモチベーション向上につなげる。

また他社CRMとGRAPHを連携することで、導入済みツールを活かしつつ、日次での緻密な予実管理を行うことが可能となるという。

昨今、DXへの関心の高まりから、営業組織においてもCRMやSFAといった営業支援ツールの導入・活用例が見られるという。ただグラフによると、ツールを導入する企業の多くが、煩雑なツール運用を現場に浸透させつつ営業成果につなげることの難しさに直面しており、うまく活用しきれていない現状があるとしている。

慣れないシステム構成を1から設計し、ツールへのデータ入力業務を現場に浸透させることは容易ではなく、多くの工数をかけて入力したデータからネクストアクションが導き出せず、データが死蔵しているケースも多く存在する。

一方GRAPHでは、洗練・厳選した予実データを1日2~3分の入力でリアルタイムに見える化し、営業プロフェッショナルのサポートのもと、ネクストアクションに繋げられるとしている。

目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH」を手がけるグラフが2000万円の資金調達と正式ローンチ発表

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。